コラム
相手からの『怒り』に対して『ゆるす』という心になるためには?
2015年6月11日 公開 / 2020年8月21日更新
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
昨日は、九州地方で大雨になりました。その影響で非難されておられる方が、多くいらっしゃると報道で見ました。被害が
少ないことをお祈りしたいと思います。
さて、本来ならばもっと仕事に関連した情報をご提供しないといけないのですが、色々と本を読んでいますと皆様にお伝え
したいなと思うことが出来、今回も仕事以外の話でございます。良ければお読み頂ければと思います。
日野原重明先生をご存知でしょうか?テレビでも拝見しますが、お顔、はお話口調が本当に穏やかな先生です。現在103才。100歳まで病院の先生をされておられました。日野原先生のお言葉です。
さて、『ゆるす』を漢字で書きますと
3種類あります。
1、赦す
罪を赦す。恩赦というという言葉もありますね。
2、許す
何かをすることを許可するという意味です。許可するなど。
3、恕す
あまりこの字は見慣れないかもしれません。思いやりの心で罪や過ちををゆるすという意味です。
解りやすく申しますと、こんな感じでしょうか?
相手を赦す。
自分を許す。
すべてを恕す。
『恕』という漢字は、『如し』の下に心を書き自分の心のように思いやる、あるいはいつくしむという意味を持っています。元々は自分のことのように思うということです。
『私たちは人に傷を与えたことはすぐに忘れてしまいますが、人から受けた攻撃は中々忘ることは出来ません。なぜかというと、人をゆるせないからです。これは人間の愚かさだと思います』と書かれていました。
『ゆるすという行為があって、はじめて本当の平和が実現できます。時間に命を吹き込めばその時間は生きたものになります。寿命というもの神様から頂いた時間です。その与えられた時間を、私たちはどう使っていくかということを考えなくてはなりません。一人の時間の使い方が日本の再生に生かされることを願います。』
と書かれていました。
『短気は損気』とも言いますが、怒りの内容にもよりますが、ゆるす事が出来ないこともありますよね?
相手の罪を赦すことは、自分が憎しみや怒りにとらわれずに、安らかな気持ちで生きることを自分に許可すること。そして赦しと許しを経て恕しに至るのかなと思います。
神様、仏様の域のお話ですね。
生かされていることに感謝です。
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