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コラム

介護の人材不足は現場の力で解決しよう!

2019年11月4日

テーマ:介護人材不足を乗り切る

コラムカテゴリ:医療・病院

介護業務の特徴の一つに、目標が設定し辛いことが挙げられます。
その要因として介護業務は家事と同じで、その時に応じて変化する細かい業務がたくさんあり、介護士一人一人の裁量に任せた現場になりがちで、「臨機応変」という言葉が飛び交う特異な職場が目標の設定を難しくしています。
このように目標設定が難しい職場では、全員の意識を同じ方向に向けることが難しく、個人プレイの職場になりがちで、リーダーシップが取れる職員が育ちにくい環境になります。
多くの介護士は、介護に対する考えにプライドを持っており、やりがいを求めて仕事をしていますので、個人の考えに委ねられるとそれぞれ自分の考えに基づいて行動しようとします。
そのような職場環境下では強い口調や多人数頼みで指示する職員が出てきて、それに皆の動きが左右され、いつのまにかその指示だけが職場ルールとなり、他の職員の考えが通り辛く人間関係を悪化させます。
この人間関係悪化によって離職者が増え、人材不足を招いていると言っても過言ではありません。
それではこの人間関係を良くするにはどのようにすればよいかを考えます。
それにはしっかりしたリーダーの元でしっかりとした目標を持ち、やりがいのある職場作りを推し進めることです。
目標がしっかりしていれば様々な意見があってもリーダーは舵取りし易くなり、他の職員も目標に沿った意見が出し易くなることから、職場全体でやりがいを見つけることができます。
人はやりがいを感じればもっと良い方向に変化させてゆこうと考え、さらに良い結果を得ようとしますので、その前向きな雰囲気が高定着率に結びつき、その良い評判で介護士同士の繋がりから良い人材が集まってきます。
メーカーを例に取ると、一つの商品をチームで商品化しようとすれば、そこにはチーム長が居てその下にそれぞれ得意分野を持つメンバーが存在します。
メンバーは一つの商品を世に出すという目標の元、各々の手腕を発揮して商品化に向けて活動してゆくのですが、プロの集団である以上それぞれ優れた意見を持っており、しかも全員が同じ考えを持っているわけではなく、チーム長にはそれらをまとめる力、つまりリーダーシップが求められます。
また、チーム長には次期チーム長を育てるという仕事もあり、優秀な後任者を育てかつ商品を世に出すことは自身の評価に繋がるため、困難であればあるほどやりがいが生まれ達成感を味わうことができるのです。
良いメーカーにはそれらをこなせる人が育つ環境があり、そして素晴らしい商品を世に出せば良い人材が集まって来るという好循環がその歴史の中ででき上がっています。
介護現場も介護人材不足や離職者問題の対策として、全員で一つの目標に向かって活動し、介護士がやりがいを感じられる職場、リーダーシップが取れる職員が育つ職場を作り、内部から良いイメージが発信できる職場作りを目指すべきです。
介護の世界にメーカーの考え方をそのまま当てはめることはできませんが、手始めに理念に基づいて結果が目でわかる、現場レベルでの全員参加の介護目標を立て、現状の職員全員で一度達成感を味わってみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたプロ

谷尾正明

介護現場に革命を起こす介護服『悠々楽々』の開発者

谷尾正明(長命傳)

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