コラム
介護人材はなぜ集まりにくいのか?
2019年10月8日 公開 / 2019年11月30日更新
介護現場では「介護士の募集をかけてもなかなか集まらない、入職してもすぐに辞めてしまう。」などの声をよく聞きます。
これは応募する側に立った募集内容でなかったり、現場での受け入れ体制が不十分であることが原因です。
応募してくる人は新しい職場に対してかなりの緊張感を持っていて、その要因の一つが人間関係です。
応募されてくる人の多くは介護経験をお持ちの方であり、介護現場での職員同士の人間関係が複雑でこの構築が最重要課題であることをよく知っておられます。
例えば、「年下の者から偉そうに言われるのはイヤ」だとか「女性が多い職場はしんどそう」などと応募する前にまず考えてしまいます。
業務内容も介護は細かな業務がたくさんあって「始めから教わって覚えるのはしんどい」と考えてしまいがちで、応募に二の足を踏むことが多くあります。
ベテラン職員にはベテラン職員の、新入職員には新入職員のそれぞれ経験があり、プライドがあります。
介護は人の命を預かっていて常に真剣に利用者様と向き合い業務を行なっているので、ついつい強い口調になることがあるのは当然なのですが、お互いがそれを理解し合える環境作りを整えたいものです。
受け入れる側は新入職員を現場に任せっきりではなく、受け入れる人の情報を現場に流し、責任者指導で現職員の意見を集めてそれなりの体制作りを行ない、新入職員の受け入れサポートが万全であることをアピールすることが重要で、募集する側にもそれなりの覚悟が必要です。
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