認知症に対する”運動”の影響とは？！

2014年4月27日

テーマ：本

コラムカテゴリ：医療・病院

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ボケない「長寿能」のつくり方（伊藤隼也）という本を読みました。その1

・65歳を超えると5歳歳を取るごとに、認知症の発症率が”倍々ゲーム”になっていきます。

60-65歳の認知症は1％で100人に1人ですが、85-90歳は42％になる。

実際の患者数が一番多いのは、85-89歳です。

・一般に高齢者がアルツハイマー型認知症に進行する割合が年間1-2％なのに対して、MCI（軽度認知障害）が疑われてから1年後にアルツハイマー型認知症に進行する患者は年間12％といわれます。

単純計算でMCIの認知症リスクは一般高齢者の6‐12倍に達します。

・308人のMCIの人を、週1回の有酸素運動をする教室に参加したグループと、同じ期間運動の教室には参加しないグループに分けて、両グループの認知機能を測定すると、とくに認知症予防にとって重要な項目である記憶力で統計的に有意な差が出ました。

・95年からアメリカで始まった「看護師の健康調査」では、70歳から81歳の女性1万8766人を日常の運動量によって5つのグループに分け、運動と認知能力がどう関係しているかを集団調査しました。

それによると、最も運動量が多かったグループは最も少なかったグループと比べて、老後に記憶力と知能が衰える確率が20％低かったのです。

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