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コラム

【弁護士選び】仕事が早い弁護士を選ぶには?

2016年3月2日

コラムカテゴリ:法律関連

3月になり、春の到来を感じる時期になりました。
季節の変わり目ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
京都の伏見は、相変わらず、時がバタバタと流れる感じがいたします。

今日は「仕事が早い弁護士を選ぶには?」というテーマで
弁護士の選び方について、コラムを書きたいと思います。

交通事故・借金・離婚・労働トラブルなど、様々な法律上の争いに巻き込まれ、
弁護士を選ばなければならなくなったとき、
どのようなことを重視して、弁護士を選ばれますでしょうか。

人柄・誠実さ・費用・交通の便など、様々な点があるかと思いますが、
「仕事の早さ」というのも、重視されることをお勧めいたします。

当然の話ですが、できれば、法律的なトラブルは、早く終わらせたいですよね。
そのためにも、仕事が早い弁護士を選ぶ方が、良いのではないかと思います。

では、どうすれば、仕事が早い弁護士を見つけることができるでしょうか。
いくつかポイントを挙げたいと思います。

1.(特定の事件のみ取り扱っているかどうか)

 まず、特定の事件のみ取り扱っている法律事務所の弁護士は、
 仕事が遅い可能性があります。
 仕事が遅いため、様々な分野の事件を行うと手が回らなくなると考え、
 あえて分野を絞っている可能性があるからです。

 特に、借金関係の中でも過払いのみに特化した法律事務所の弁護士は
 仕事が遅い可能性が比較的高いと思われます。
 過払金回収業務は、弁護士が扱う法律業務の中でも、
 特に弁護士の負担が少なく、かつ、収益が大きい分野だと思われるからです。

 異論はあるかと思いますが。
 「仕事が早い」弁護士を見つけるためには、
 様々な分野を扱っている弁護士を探す方が無難かもしれません。

2.(法律相談でどこまで述べてくれるか)

 仕事が遅い人の最大の特徴は「後延ばし」することです。
 後延ばしすると、仕事がどんどん溜まっていき、
 ますます仕事が遅くなってしまうからです。

 後延ばしするタイプかどうかは、法律相談の際に、ある程度わかると思います。
 質問に誠実に回答される方は、
 その場ですぐ法律相談という仕事に取り掛かるため、仕事が早いと思われます。
 さらに、その場で、ある程度の対処法まで示してくれる方は、
 まず仕事が早いと考えてよいでしょう。
 すぐに仕事を行うタイプだからこそ、有益な対処法を示すからです。

 逆に「もう少し資料がないと何も回答できないです」
 「改めて事実を整理してから来てください」
 などという回答に終始している弁護士は、
 相談自体を後延ばしにしようとしている可能性が高く、
 仕事が遅い可能性があります。

 また、法律相談で、「弁護士費用はどのくらいですか?」と聞いたときに、
 ある程度幅を持たせた数字すら全く述べずに「まだわかりません」という弁護士は
 仕事が遅い可能性があります。
 「見積もり」という仕事を後延ばしにしているからです。

3.(法律事務所に事務員がいるかどうか)

 「仕事が早い」弁護士は、仕事をうまく誰かに頼むのも早いです。
 また、弁護士が行っても事務員が行ってもそれほど変わりがない仕事
 (例えば、コピーや証拠の作成、債権者一覧表の作成など)は
 事務員に頼む方が、弁護士しかできない業務を行う時間が確保でき、
 結果的に弁護士による、充実した早い法的サービスの実現につながります。
 
 ですので、事務員がいるかどうかも、「仕事が早い」弁護士かどうか
 判断する一つの材料になると考えます。

上記の3点などが、おおよそ、正式な受任に至る前に、
仕事が早いかどうかを見極める要素になると思います。

仕事を依頼すれば、早いかどうかはすぐわかるのですが、
仕事を依頼して、「やはり仕事が遅かった」と感じると、悲劇ですので、
仕事が早いかどうか、十分見極めてご依頼されることをお勧めいたします。

最後に、オギ法律事務所は、
過払いなどに特化せず、様々な事件を幅広く扱い、
法律相談では具体的・実践的なアドバイスを行い(時にはその場で書面を作成し)、
事務員2名と勤務弁護士1名と共に、
多くの受任事件につき、迅速かつ適正な事件処理を目指しております。

「仕事が早い」弁護士と評価されるように、
なお一層、仕事の方法などについても
研鑽を積んでいきたいと思っております。

この記事を書いたプロ

荻原卓司

借金問題・個人再生のプロ

荻原卓司(オギ法律事務所)

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