【弁護士業務】弁護士の専門分野と得意分野

弁護士の荻原です。

9月16日に京都府内を襲った記録的な大雨は
各地に傷跡を残していきました。
被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今日は
「専門分野」と「得意分野」について
お話させていただければと思います。

よく、『「専門」は何ですか？』と聞かれます。
昔は、
「専門といっても弁護士は様々な分野を扱っているので、
一概に専門といっても・・・」と
長々と述べておりました。

ただ、この回答だと明らかに話しの流れに合わない冗長な回答になってしまうので、
最近は
「得意分野は、交通事故と破産・個人再生などです」と
明確に答えるようにしております。

ところで、そもそも、「専門」とは何でしょうか？

辞書で調べてみたところ、
『限られた分野の学問や職業にもっぱら従事すること。また、その学問や職業。』
らしいです。

そうすると、弁護士の業務にこれを当てはめた場合、
もっぱら「離婚」の業務に従事する場合は「離婚専門」の弁護士、
もっぱら「交通事故」の業務に従事する場合は「交通事故専門」の弁護士
ということになりそうです。

ただ、僕の知る限り、
もっぱら「離婚」の事件のみ取り扱っている弁護士も
もっぱら「交通事故」の事件のみ取り扱っている弁護士も
今のところ、わずかしかいないと思います。

理由は、
（1）多くの弁護士は、
　　　基本的に、どのような事件でも
　　　ある程度解決できる能力を身につけていること
（2）仮に専門分野のみを受任した場合、
　　　他の分野の依頼を断らなければならず、
　　　迷惑をかけてしまうこと
（3）ある分野に特化した弁護士よりも、様々な事件を取り扱う弁護士が、
　　　様々な経験を生かして事件に取り組むことができ、
　　　より良い事件解決ができること

などが挙げられます。

私も、今後、弁護士である限り、
もっぱら「交通事故」や「破産・個人再生」のみを行うという弁護士には
ならないと思います。
「専門はないのか」と言われつつ、やはり、様々な事件を全力で
行っていきたいと思います。

なぜなら、上記の（1）～（3）の理由に加え、
（4）そもそも、オギ法律事務所は
　　　「多くの人を幸せにできる法律事務所」を
　　　目的とする事務所なので、
　　　できる限り、どんな事件でも、知識・技術・経験と熱意を生かして
　　　事件を解決し、幸せを実現したい、という基本理念がある

からです。

といっても、やはり
「専門は何ですか？」
「専門を明らかにしてほしいです」
というニーズがあるのは確かですので、

以下、オギ法律事務所の（「専門」に類似する）
「得意」分野の概要について
表示し、このコラムのまとめにしたいと思います。

【オギ法律事務所　得意分野の表示（2013.9.18現在）概要】

得意度　AAA　多重債務者支援業務
　　　　　　（自己破産・債務整理・個人再生・過払金返還）
　　　　　　最も得意なのは住宅ローン特約付き個人再生です。
　　　　　　得意なので安い費用で可能です。

得意度　AAA 高齢者・障害者支援業務
　　　　　　最も得意なのは成年後見の分かりやすい説明と申立です。

得意度　AAA　交通事故（被害者・加害者問わず）
　　　　　　最も得意なのは過失割合に関する証拠に基づく説得的な主張です。

得意度　AAA 相続事件
　　　　　　（交渉・調停・訴訟）　　　
　　　　　　最も得意なのは建設的な遺産分割案の作成・提示です。

得意度　AA 離婚事件
　　　　　　（交渉・調停・訴訟）。
　　　　　　　最も得意なのは調停がうまくいっていない時の対処です

得意度　AA　犯罪被害者支援事件
得意度　AA　消費者被害事件
得意度　A　その他民事事件
得意度　B　刑事事件・少年事件など

得意度を書いてしまうと、「AとかBとかいうのは自信がないのか」と思われますが
そんなことは決してございません。

どのような内容でも、知識と経験を元に
全力かつ迅速に取り組みますので、
是非御相談にお越しいただければと思います。