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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

初心者向け証券勉強(投資信託4:ETF2)

2023年12月24日

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

ETFの魅力の一つは「上場」ですから、どこの証券会社でも、同じものを扱っていますね。一般的な非上場の投資信託は、「買いたい・ほしい」と思っても購入できる金融機関が決まっていて、購入するためには、又、新しい口座開設してからになるので面倒になりますね。ETFの値段は、取引所が開いている時間は、その都度、時価になります。極端な例ですが、朝買って、午後、好材料でて、急騰したときも、値段見て、売却できるんです。まったく株式と同じですね。
 ETFの仕組みについては、複雑になるので省略しますが、大きく分けて「現物拠出によるETF」 「現物拠出によらないETF]があります。いずれも運用会社が、証券会社から株式バスケットや金銭を受けて、ETFを発行します。同じ日経225のETFでも運用会社により、信託報酬や当日の連動率(日経平均との)は違うのです。
12月22日で見てみます。
  前日比     上昇率%   単価   信託報酬
日経平均株価 28.58  0.09
1321     50   0.15    34340     0.107
1330     30   0.09    34360     0.14
1346                34420      0.12
2525      60    0.18    33740       0.135

同じ日経225ETFですが、当日の日経平均株価と比較しても、運用会社によって連動率も信託報酬も違いますね。証券マンが、お客様に日経225のETFを提案するときは「〇〇会社が発行している日経225のETF、銘柄コード〇〇〇〇で、現在単価は〇〇です」このように、説明していきます。いくつもありますから、単に225のETFだけでは、どの日経225のETFか、わからないのです。TOPIX型も同じですね。
 最初に説明しましたが、現物拠出が難しい新興国の株価指数に連動するETF(現物拠出によらないETF)も小額で買うことができるのです。
 又、米国株ETFも買うことができるのです。又、株式市場が下がる時に単価が上がるETFとかもあります。レバレッジやインバースも含めてETF実践例を次に説明したいと思います。

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