マイベストプロ熊本
長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

初心者向け証券勉強(投資信託4:ETF3)

2023年12月24日 公開 / 2023年12月26日更新

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

ETFは、レバレッジ型・ブル型とインバース型・ベア型もあります。
実際、どう動いたか、12月21日の日経平均株価を対象銘柄にしている数銘柄のETFを比較してみます。

12月21日 日経平均株価33140.47 ー535.47 ー1.6%
銘柄コード
1321   34290 ー610 ー1.7%
1570   20610 ー740 ー3.5%

1456    3215   50  1.6%
1361    554   18  3.4%

1321は日経平均225連動型上場投信
1570は日経平均レバレッジインデックス型上場投信
 
1456は日経平均インバースインデックス
1366は日経ベア2倍上場投信です。

日経平均が上昇した時に、連動して上がるのは、ブル型、レバレッジ型ですね。レバレッジ型は、仮に2倍なら日経平均の動きに対して2倍動くように設定されています。1570は、2倍と名前はでていませんが、2倍に設定されています。日経平均が、12月21日-1.6%、下がっているので、1570は、倍(ぐらい)の-3.5%ですね。
これに対して1456は、インバースです。日経平均の逆に動きます。
日経平均がー1.6%なので1456は、+1.6%ですね。1366は、ベア2倍です。日経平均が当日ー1.6%なので、1366は、逆に2倍(ぐらい)+3.4%の上昇になっているのです。
レバレッジ型・ブル型、インバース型・ベア型ETFは、日経平均・TOPIXを対象銘柄にして、多く設定されています。運用会社によって、信託報酬は、違います。同じ運用会社で、同じ運用対象(日経平均株価やTOPIX)でも決算が、1回、2回、4回あるETFなど(銘柄コードは当然違います)もあります。分配金利回りとして表示されていますね。銘柄コードで調べることできますね。
それでは、どのタイミングでETFを買うのかです。
日経平均が上がると思えば、レバレッジ型、ブル型ですね。
日経平均が下がると思えば、インバース型、ベア型になりますね。
ETFは、少額から買えます。上場しており売買は株と同様にできます。損は限定です。(最大損失で買いつけた代金分)
以前書いたことありますが、取引所がPBR1倍割れ企業は、投資価値をあげるように企業自ら努力することを推進してます。その為に、対象企業は配当を増やしたり、自社株を増やす可能性ありますね。そういう好材料がでると株式は上昇するパターンがおおいです。銘柄コード2080は、PBR1倍割れを解消推進ETFです。又、今後、数十年の課題の一つである環境問題です。銘柄コード1653はMSCIジャパンESGセレクトリーダーズ指数ETFです。又、高配当利回り株ETFなどもあります。そういう、個別のETFを買い、リスクヘッジの為に日経平均やTOPIXのインバース型・ベア型、を購入するのも一つの方法ですね。株式の信用取引は、怖い感じがするというかたも、リスクヘッジとしてインバース、ベア型ETFは、活用できる商品ではないかと思います。
相場が上がると見ていて、「どれ買えばわからない」という方は、レバレッジ型、ブル型日経平均株価や東証株価指数になりますよね。
いろいろ種類がたくさんあるETFです。商品を理解して利用しないのと、理解できないので利用しないは、私は雲泥の差があると思っています。一部の方々が、ETFを活用しています。まず、理解するようにしてみませんか。
次は、指数連動する世界のETFや米国ETFを説明します。簡単に小額から購入できるETFです。リスク分散にも使えますね。

この記事を書いたプロ

長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(長島FP事務所)

Share

長島武プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ熊本
  3. 熊本のお金・保険
  4. 熊本の資産運用
  5. 長島武
  6. コラム一覧
  7. 初心者向け証券勉強(投資信託4:ETF3)

© My Best Pro