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山崎貴修(やまさきたかのぶ) / 住宅建築コーディネーター

(株)ライフラインサービス

コラム

住宅用太陽光発電システムは天気や季節で発電量が変わる?

2015年12月18日

テーマ:住宅用太陽光発電の買電・売電

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 太陽光発電 メリット・デメリット太陽光発電 おすすめ

日本で一番、日射量が多い県は?

ライフラインサービスの山崎貴修です。
住宅用太陽光発電システムの発電量は、日射量によって違ってきます。日射量は地域によって違いますが、日本で一番、日射量が多い県はどこだとおもいますか?

高知県で住宅用太陽光発電の普及に携わっている私としては、「高知県です」と答えたいところです。しかし、ある調査では、1位山梨県、2位高知県、3位宮崎県、4位静岡県となっています。なんだか残念な気もします。ちなみにこの調査で日射量が一番少なかったのは秋田県でした。

1年で一番、発電量が多い月は?

さて、続いてもう一つ質問を。1年で一番、発電量が多い季節は春夏秋冬のどれだと思いますか?

おそらく多くの方が、真っ青な空に入道雲が浮かぶ夏をおもい浮かべるのではないでしょうか。もちろん、夏の発電量は冬にくらべずっと多いですが、でも、もっと多い季節があります。

発電量が一番多いのは春なんです。その理由は、住宅用太陽光発電システムで屋根の上にのっている太陽電池モジュール(太陽パネル)が温度に弱いことにあります。モジュールの温度が25度から10度上がると発電効率が4%程度下がると言われています。

真夏の太陽電池モジュールの温度は70度前後の高温になりますから、発電効率が10〜20%低下し、そのため夏の太陽がさんさんと照っていても発電量が多くならない、というわけです。

6月~7月中旬くらいまでの梅雨、12月~2月の冬の間は、日射量が少ないため発電量も少なくなります。

桜が美しく咲く頃から爽やかな初夏

太陽光発電の発電量が高いのは、太陽電池モジュールが高温にもならず日射量も安定している4月、5月。桜が美しく咲く頃から、爽やかですごしやすい初夏の頃です。

もっとも、ほかの季節が発電量が少なくなると言っても、そのために家庭で使う電力さえまかなえないということではありません。

家庭で使う電力は十分まかなえますし、売電収入もあります。ただ、発電量が多い4月から5月は売電収入もほかの月に比べてアップします。

天気や季節によって発電量が違う太陽光発電システムを導入してから、それまでより天気や季節に敏感になったというお客さまがいらっしゃいますが、それは「なるほど」と納得することができますね。

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