こどもに戻ればゴルフはグンと上手くなる
先日、週刊ゴルフダイジェストさんの取材を受けました。
「ボールを打たずに上達する凄い練習法がる!」と題し、ゴルフに大切な「イメージ力」に関する特集です。
奥田靖己プロ(53歳)と川村昌弘プロ(20歳)のイメージに対する取り組みを解説。
そして、私(小森)が担当する、立場スクールのレッスンが誌上で紹介されました。
今回のコラムでは、奥田プロと川村プロが実践している「イメージ」の方法(掲載内容の一部)と、私の解説をご紹介いたします。
●感覚派:奥田プロ
「擬音、トロトロトロ、シャキーンのようなものの方が、くだらんチェックポイントを並べるよりズドンと入ってくる」
「テークバックがトロトロ・・、そしてトップから先は一気にシャキーン」
●ゲーム派:川村プロ
「打つべき球を決めたら体は勝手に反応します」
「特に狭くて目標物がたくさんあるクネクネしたコースがイメージを出しやすい」
【小森の解説】
通常、イメージは映像として視覚的に捉えることが多いのですが、奥田プロは「音」として聴覚的に捉えています。
マンガでは、「音」を「書き文字」と呼ばれる文字で表現していますが、「トロトロ」「シャキーン」はまさにマンガの書き文字。奥田プロの頭の中は、おそらくマンガなのでしょう。(笑)
今や中高年の方もマンガを読んで育った世代です。奥田プロのマンガイメージは多くの方に参考になると思います。
次に川村プロですが、これは例えば、ゴミ箱に紙くずを放り投げるシーンを思い浮かべると分かり易いでしょう。
ゴミ箱に紙くずを投げ入れようとするとき、手首の角度や腕の振り方など、あれこれ「やり方」を考えながら投げる人はいません。ターゲットであるゴミ箱に狙いを定め、そこに紙くずを入れるコトのみに集中して投げるはずです。つまり、誰もが「基本的な目的」のみに集中している状態です。
ゴルフのスイングもこれと全く同じです。あれこれ「やり方」を考えるのではなく、「基本的な目的」に集中することがベストショットを生むためには必要です。
川村プロの言う「打つべき球」は、まさに「基本的な目的」です。あれこれスイングの「やり方」は考えず、「基本的な目的」のみに集中すれば、「やり方」は自ずと決まってくるのです。
また、子供が最初に字の練習をするとき、縦横に升目の入ったノートで練習します。これは、升目という「目安」が存在することで、文字の形を映像として正確にイメージでき、描きやすくなるからです。
川村プロがいう「狭くて目標物がたくさんあるコース」とは、コースに目安となる升目がたくさんあるようなものです。これが、狭いコースの方がイメージを出しやすい理由です。
この特集は、「週刊ゴルフダイジェスト1月28日号」(1/14発売)に掲載されました。
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