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コラム
複雑化する現代のマーケティング―矛盾し微妙に絡み合うコンセプトの克服―Ⅷ(おしまい)
2017年8月27日
【このコラムの前提】
現代のビジネスのコンセプトを次の4つに分類しました。
①他者依存ではやっていけないということ。
つまり、「待ちの商売」では成り立たない。
②自主独創が必要であるということ。
つまり、オリジナリティーが必要である。
③自己主導では成り立たないということ。
つまり、こちら側の都合だけで売りたいと思うものは売れない。
④他者主導で成り立たせなければならないということ。
つまり、消費者が買いたいものを探り当てなければならない。
今回のシリーズ冒頭で述べた中の
②自主独創が必要であるということ。
品揃えにしてもその売り方にしても、漫然と他者と一緒のことをやっていたのでは、現代のビジネスではもはや顧客を獲得することはできません。
こちら側が相当独自の創意工夫をしなければ、自らの求めるものを厳しく選別する現代の消費者から、他を差し置いて選ばれることは難しいのです。
つまり、オリジナリティーが必要である、ということです。
この項目が、ある意味今回一番言いたかったことになります。
つまり、①③④で述べたことは、②のオリジナルなマ-ケティング戦略を構築するための事前準備と言ってもいいでしょう。
現代のビジネスでは、市場ニーズという情報を収集し、その中から必要なものを選別し、吟味し、そのニーズに適合する商材や営業手法、販売促進方法を考えなければならないのです。
しかも、その吟味された商材や営業手法が、消費者の意識にしっかりと届くには、オリジナリティー溢れる明確なメッセージを発信することが大切になります。
これまで述べてきた一連のコンセプトをきちんとこなしていくのは難しい作業でありますが、それはやりがいのあるチャレンジであり、やりきったときの果実は大きいのです。
おしまい
【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。
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