「内耳のむくみ」の治し方　//漢方専門福の樹薬局

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石川県白山市みずほ「漢方専門福の樹薬局」　薬剤師の伊藤です

「めまい感」「耳の詰まる感じ」「自分の声が頭の中で響く」「ふわふわと浮いた感じがする」といった症状で耳鼻科を受診すると「内耳がむくんでますね・・・」といわれることがあります。一般的には対症療法をしながら経過を見ていくことが多いと思いますが、漢方薬を用いると根本から治療することもできるんですよ！

内耳のむくみとは

内耳にはもともと「リンパ液」という体液が入っていて、通常は一定の量に保たれています。それがストレスや寝不足、気圧の変化などによって自律神経が乱れると、リンパ液の量が増えてしまい、内耳がむくんだ状態になります
また、「耳閉感」「耳鳴」「低音の難聴を伴うめまい」を反復する場合は「メニエール病」という診断名が付くこともあります

内耳のむくみの原因は？

内耳には内リンパ液というものがあり、毎日一定量を維持しています。しかしこれが、上手く流れなくなり内リンパ液の渋滞がおこると周辺に漏れ出してむくみを生じるんですね・・・

内耳がむくむとどんな症状が出るの？

症状には

• めまい感
• 眼を動かすと揺れる感じがする
• ふわふわ感（水に浮いている感じ）
• 耳の閉塞感
• 音が頭の中で響く
• 耳鳴り
• 難聴

などがあり、日常生活に支障をきたすことがしばしばあります

漢方薬で根本から治しませんか？

リンパ液は漢方の考えでは「気」「血」「水」という体内を流れる構成成分の中では「水」の一つと考えます
「水毒」「水滞」「湿邪」などと言われることがありますが、いずれも体の中を流れている「体液」が異常を起こすことで生じるんですよ！

漢方薬で「水」の働きを整えるには？

漢方的な考えでは、「水」を流すにはいくつかのポイントがあります

1. 粘性の高い状態をサラサラにする
2. 体内で偏った水分を均等にする
3. 滞った水分を排出する（汗・尿・便）
4. 胃腸の機能を改善する

などがあり、1人1人の症状や体質に合わせて用いる漢方薬も異なるんですよ！
代表的な漢方薬には、「胃苓湯」「五苓散」「当帰芍薬散」「苓桂朮甘湯」「半夏白朮天麻湯」などいろいろありますので、自分に一番合っている漢方薬をお探しの方は漢方相談にて詳しくご状態を教えてください
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