住むところを失った方がいます｜今こそ空き家の利活用を

2024年1月22日

コラムカテゴリ：住宅・建物

FREEplus（フリープラス）です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

今回の能登半島地震で、住むところを失った方がたくさんいらっしゃいます。
そのため県内では賃貸住宅を始め、住宅が不足することが予想されます。
今、空き家を持っている方には、この機会に役立ててもらいたい！と強く思います。

とはいえ、なにから始めればいいのか悩みますよね。
まず、とにかく片付けましょう。
重要なのは、自分たちや親族だけでやるのではなく「プロ」に頼むこと。

特に、実家だった空き家の片付けを進めるときは、
①業者など他者の力を借りること
②8～9割は処分する覚悟を持つこと
の2点がポイントです。

家族だけでは思い出に浸ってしまってなかなか進まないものが、片付けのプロと一緒だと不思議なほど進むものです。
きれいになることで、空き家を売る／貸すといった決断もできるようになります。
プロへの相談費用はかかりますが、そのまま放置し続けた場合にかかる固定資産税などの費用や、下がっていく評価額を考えれば、圧倒的にお得です。

片付けが終わったら、不動産会社に自分の物件について相談してみましょう。
賃貸、売買、投資など不動産会社ごとに得意分野があるため、複数の会社に相談することをおすすめします。

空き家の対処方法は、3つあります。
①売却する
②貸す
③自分が使うか、家族か親族の誰かが住む

不動産会社の提案を踏まえ、手持ち資金や地域の市場を勘案しながら、自分の望む手段を選択してください。

空き家はたくさんあり、買いたい人もいます。
それなのに、所有者が手放さないために、売る物件がないといういびつな現象が起きています。
結果、空き家が市場に出回らず、使いたい人たちがいるにもかかわらず、情報も物件も行き渡らないという状況になっているのです。

私たちは開業当初から、
『中古住宅の活発な流通こそが不動産屋ができるサスティナブル』と考え、ブログでも空き家問題を取り上げてきました。
県内では現在、住むところが必要な方々がたくさんいらっしゃいます。
すぐ身近に、とても切実に、です。
空き家はあるけどどうしたらいいのか分からないのであれば、ぜひご相談ください。