出来ることが増えた

2010年11月2日

テーマ：福祉用具のこと

コラムカテゴリ：医療・病院

一人で近所の散歩ができるようになった。
車で家族と一緒に買物に行けるようになった。

先日シルバーカーを購入されたAさん（93歳　女性）です。

今までは、主に杖歩行。
杖とガードレールを支えに歩くか、方手をひいてもらって歩いていた。
支えてもらう側に　かなり体重がかかっていた。
買物に行っても、すぐに疲れてベンチで座って待っていた。
帰りは、荷物を抱え　Aさんを支えて　家族もぐったり。

シルバーカー選定の優先事項は、
・座って休めるタイプ
・コンパクトに降りたためる（バスやタクシーの座席でじゃまにならない）
・軽い（バス昇降時は家族がAさんを支えながら　抱えられるように）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・でした。

介護認定が　要支援1なので、
介護保険でレンタルできる歩行補助車も　検討しましたが、
上述の3つの条件を満たすとなると、やはりコンパクトなシルバーカーになりました。

前輪が2輪のタイプを固定（まっすぐしか行かないように）で使用されています。
欲をいえば　座面シートがもう少しゆったりしていれば・・・ですが
歩行が楽になったので　そんなに座ることはなかった　とのこと。

何より　両手で押すのでうまくバランスがとれて　歩行姿勢がよくなりました。

よかった。

お家のすぐ前はバス道で、歩道はせまく凸凹で　決して安全なお散歩コースでは
ありませんが、
それでも　シルバーカーを押して（けっこう大胆に　段差も超えています）
好きな時に一人で　近所に出られること、
家族とショッピングがゆっくりできること、
出来ることが増えた　楽しみが増えた　とよろこんでいただきました。

「もっと早く　買っていたら・・・」とご家族がおっしゃっていました。

買うことを決めるには、判断材料や情報が必要です。
まだまだ情報が少ないです。

商品を知ってもらうことから、
その人に合ったものをきちんと選んで使って頂けるように。
（“ともべぇ”もっと情報発信をがんばらなあかん！）