コラム
住宅内の
2010年3月6日 公開 / 2010年10月27日更新
昨日の新聞に「不慮の事故死 7割が高齢者 08年 厚労省」という記事があった。
小さな記事だったけれど、思わず目がとまった。
2008年の不慮の事故による死亡者数(3万8,153件)のうち、
65歳以上が 72.5%(2万7,664件)を占めた とある。
10年前と比べ総数自体は ほぼ横ばいながら
高齢者が占める割合は 約15ポイント高くなっている とのこと。
「不慮の事故」= 転倒・転落や交通事故など
確かに(父の事故も含めて)高齢者の交通事故は増えているなあ・・・
と思ったけれど、
原因のトップは、「食べ物をのどに詰まらせるなどの窒息」で、9,419件。
ついで 交通事故が 7,499件。
転倒・転落が 7,170件。
浴槽でおぼれるなどの水死が 6,464件と続く とある。
いわゆる『家庭内(住宅内)事故』というもので
こんなにたくさんの方が 亡くなられている ということ。
ちょうど10年前に受けた「福祉住環境コーディネーター」の
検定試験テキストの最初のページに、
当時の高齢者の住宅内事故による死亡の実情があげられており、
「今こそ 高齢者が暮らしやすい住環境を考えなければならない、
だからこそ ~コーディネーターが求められているのです!」 と掲げられている。
10年たっても 何も変わっていない。
(さらに割合は増えている・・・)
・・・・・これが現実。
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