マイベストプロ神戸
坂部智子

介護サービスのプロ

坂部智子(さかべともこ)

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

コラム

オリジナル用具 その1

2009年6月13日 公開 / 2010年10月27日更新

テーマ:福祉用具のこと

コラムカテゴリ:医療・病院


私自身が療養中に使っていた オリジナル福祉用具について
その1
食事用クッションと 引っかけスプーン&フォーク

入院中 握力が1未満のころ、食事は食べさせてもらってました。
大勢の患者さんがいる中 一人に時間をかけることは大変だという状況はわかっていました。
が、私は食べるのが遅いんです。
(前のコラムの自己紹介でも書いたけど、筋金入りに)
つぎつぎとスプーンを口に運ばれても 噛むのも飲み込むのも
追いつかなくて スプーンを抜くときに 口がそのままついていったら
首がもちこたえれなくて がっくんと落ちる・・・・・
の繰り返しでした。

退院して 何よりの希望は「自分でご飯を食べる」でした。

どうやったら自分で食べられるか

握力がないので スプーンとフォークにはスポンジをはめて太くし
荷物手提げ用の持ち手をガムテープでまいて 手の甲をつっこんで
引っかけるようにして 持ちました。
食べる姿勢は 電動ベッドの背上げをめいっぱいしても 角度がゆるいため
背中とベッドの間に縦長のクッションをつっこんで
前のめりの姿勢をつくりました。
前に倒れないように 膝を抱えて 足が前にすべらないように座布団でつっかえ。

膝の上に ビーズ枕の中身をかなりへらしたもの=食事用クッションをのせて、
その上に 大きなどんぶりをのせ(あごの下すぐにはどんぶりがある状態)
犬食いながらに 引っかけたスプーンですくって食べました。

どうしても「うどん」が食べたくて(普通食の患者さんにしか出なかった あこがれのうどん)
母に頼んで「きしめん」にしてもらったら フォークでひっかけて自分で食べられました。

家に帰ってきて本当によかったと思いました。
あのきしめんの味と うれしかったことは ずっと覚えてます。 

この記事を書いたプロ

坂部智子

介護サービスのプロ

坂部智子(神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ)

Share

関連するコラム

坂部智子プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
078-647-3152

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

坂部智子

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

担当坂部智子(さかべともこ)

地図・アクセス

坂部智子プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫の医療・病院
  4. 兵庫の介護・福祉
  5. 坂部智子
  6. コラム一覧
  7. オリジナル用具 その1

© My Best Pro