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深田洋史

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コラム

ショットがおかしいのはスウィングのせいだけではないかもしれませんよ?

ゴルフクラブ

2018年6月20日 / 2018年9月21日更新

クラブのオーバースペックとアンダースペック

今回は、技量とクラブの関係についてお話ししましょう。
Sさんは30代半ば。背も高く、いい体格をしています。
オーシャンゴルフアカデミーに来られた当初は、腕力のある方がやりがちな手打ちで、プッシュスライスばかりが出ていました。
しかしレッスンを受け続けるうちに、腕力ではなく体の回転で打てるようになってきました。
(以下、私は私。Sは生徒さん)
S『最近アイアンのシャンクが出てるんですよ(泣)』
私『珍しいですね? ちょっとチェックしてみましょうか。』
Sさんに構えてもらって、私は愕然としました。
フォームが依然と比べて、明らかにおかしいのです。
打ってもらうと、案の定おかしな球が出ます。
私『Sさん。どうしてそんな構え方をするのですか?』
S『え?おかしいですか?』
やはり自分では気が付いていません。
私『めちゃくちゃハンドファーストがきつくなってますよ。ボールも中に入り過ぎですし。』
Sさんに構えてもらい、一つずつ指摘していきました。
S『あっりゃぁ?なんでこんなになってしまったんですかね?』
私にはひとつ思いつくことがあったので、Sさんに、『ドライバーを打ってみましょうか。』と言いました。
S『ドライバーですか? シャンクが出るのはアイアンなんですけど?』
私『聞いていますよ。だからちょっとドライバーを打ってみて欲しいんです。」
S『はぁ、わかりました。』
怪訝そうな顔をしながらも、ドライバーを構えます。
やはりドライバーの構えも、おかしくなっています。
S『うわ! やっぱり左や!』
Sさんのショットは、引っかけで、しかもフック。シミュレーター左サイドの池にボチャン!
その後何度打っても、引っかけフックしか出ません。
ハンドファーストの構えを直し、以前のセットアップに戻しても左です。
私『ちょっとドライバーを貸してください。』
Sさんのドライバーには、重心深度等を調整できる機構が付いています。
私『一番左に行きにくいセッティングにしました。これで打ってみてください。』
私には、これでも直らないという確信がありました。
S『ダメです。やっぱり左にしか行きません!』
代わって私が打っても、やはり左にしか行きません。
私の持ち球は、軽く左に出て右に曲がってゆくスライスボールですが、それでもフックが出ます。
私『見ていてください。まっすぐに打ってみせますから。』
私は思い切りかち上げるようにして打ちました。
思いきりすくい打ちをしたのです。そうしてようやくボールはフェアウェイに行きました。
打ち出し角は、何と28度!ショートアイアン並みの高さです。
私『Sさん。見てお分かりの通り、このクラブは左に行くようにできています。見てください。』
私はシャフトを指で支えて、フェース面がどれくらい上を向くかを示してみせました。
私『かなりフェース面が上を向くでしょう?これは私のクラブです。』
私のクラブを同じようにして見せると、フェース面はあまり上を向きません。
私『これは重心角といって、上を向くほど球が捉まりやすい。フックが出やすいということなんです。Sさんのドライバーは、大変重心角が大きく、今のSさんのスウィングでは捉まりすぎて左に行ってしまうんですよ。』
そうなんです。以前のSさんは手打ちでこすり球だったんですが、最近では回転で打てるようになってきたため、球が捉まりすぎていたのです。
私『変な球が出ているのに?と、思われるかもしれませんが、これはSさんのスウィングが良くなったからこそ出ている球なんですよ。つまりスウィングがクラブのポテンシャルを追い越してしまった=クラブがアンダースペックになってしまったということなんです。』
S『上手くなったから変な球が出るんですか?』
私『はい。このドライバーは、スライスが強く出る初心者にはいいですが、今のSさんのスウィングでは捉まりすぎてしまうということなんですね。腕力まかせの手打ちが直ってきたからなんです。』
S『そりゃ嬉しいですね。でも、ホントですか?(笑)』
私『では、私のクラブを打ってみてください。こっちはオーバースペックですから、右に飛んでいきますよ。』
Sさん、半信半疑で私のクラブを打ちます。
S『あら? あれれ? ありゃ?』
何度打っても左にはいきません。一発だけ飛んだのは、明らかに手首をこねくり回したものだけです(笑)
私『いかないでしょう?』
S『はい。行かないですねぇ?不思議です。』
私『アイアンのシャンクなんですけどね、このドライバーが合わなくなっているのに、頑張って真っすぐ飛ばそうとした。その結果、アイアンの構えまでがおかしくなってしまった。というのが真相です。試しにセットアップを直して、アイアンを打ってみましょう。』
最初のおかしな構えを、本来の形に戻して打ってもらいました。
S『シャンク・・・というか、プッシュしないです。不思議です?』
別に不思議でも何でもありません。ドライバーが左にしか行かない。それを真っすぐに打とうとしてハンドファーストにし、フェースをかぶせて体の回転に対してではなく飛球線に対してまっすぐに引き、真っすぐに押し出していたのです。
それで極端に飛距離を落としながらも、何とかOBにならないように打っていた。
だからアイアンまでもが同じ構え方と打ち方になってしまい、プッシュアウトもしくはシャンク気味の球が出るようになってしまったというわけです。
元々の構えに戻しさえすれば、アイアンは問題なく打てているのです。

よく『クラブを選ぶなんて、上手くなってからだ!クラブなんて何を使っても同じなんだから、クラブ選びに気を遣う暇があったら練習しろ!』という人を見かけませんか?
練習しないといけないのは間違いありません。
しかし、クラブなんて何を使っても同じ・・・ではありません。
『弘法は筆を選ばず」と言われますが、実は違うそうです。
弘法大師ほど、筆を選んだ人はいないのだ・・・と言われています。
そうですね、例えばF1レーサーが市販車をサーキットで運転しても速いですよね?
一般人がやっても技量が劣るので、速くは走れません。
でも、自分に合ったスペックの車を運転したら?
ハンドル操作、アクセル、ブレーキ・・・自分のタイミングで操作できる車に乗れば、かなり速く走れるはずです。
一般アマチュアの方々は、F1レーサーみたいな技量はありません。
何に乗っても、何を使っても、速い、上手い。そんなプロでさえ道具を選びます。
それだけの技量を持たない一般アマチュアの皆さんが、道具にこだわらないでいいんですか?
クラフトマンとして、ティーチングプロとして見ていて、『ゴルファーってなんて謙虚なんだろう!』と思うことが良くあります。
それは、ほとんどの方が上手くいかなかった時に、すべて自分のスウィングが悪いと思って悩んでおられるからです。
しかし、このSさんのように、クラブが合わなくなって=アンダースペックになって、以前は良かったけど、上手く打てなくなった・・・なんてことはザラにあるのです。
だから上級者以上に、初級者・中級者の『早く上手くなりたい人』は、『自分に合ったクラブ』で練習する必要があるのです。
ただし、『今ちょうどいい』クラブではダメです。
今ちょうどいいということは、練習して上手くなったら、すぐにアンダースペックになってしまうということだからです。
このSさんのように、前のスウィングだとスライスが減って良かったけれど、上達したらクラブのポテンシャルを追い越してしまう。
そういうことです。

ではどうしたらいいのでしょうか?
それは、私をはじめとする『プロフェッショナルなクラフトマン』や、『クラブのことが分かるティーチングプロ』に診てもらう必要があります。
今すぐはオーバースペックだけど、追いつくために練習をすることによって、より早く上達できるクラブを選んでもらいましょう。
この『先を見据えたクラブ選び』は、はっきり言って素人さんには無理です(笑)
ショットがおかしくなったら、本当に自分のスウィングがおかしいのか?
あるいはクラブが合わなくなってきているんじゃないのか?
悩まれたら、ぜひ『プロフェッショナル』に診てもらってください。
スウィングを直すにしろ、クラブを替えるにしろ、間違いなく専門家の目が必要ですから。
一人で悩んでも藪の中で迷子になるだけですよ(笑)
一度きちんと診断してもらいましょう。
オーシャンゴルフアカデミーは、悩めるゴルファーにお応えいたします。
お気軽にお問い合わせくださいね。

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