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TEX 二井原

英検1級取得者によるオンライン個別指導のプロ

TEX 二井原(てっくすにいはら) / 英語講師

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

コラム

英検1級対策 役に立った本 ベスト3

2023年10月11日 公開 / 2023年12月2日更新

テーマ:英検

コラムカテゴリ:スクール・習い事


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


英検対策のために読んだわけではないのに、
結果として試験対策になった本があります。
今回は対策本よりも優れてたベスト3選の紹介です。

1) シンプルな英語で話す 西洋の天才たち (The Japan Times)
2) 起業家の英語 (コスモピア)
3) 英語で話す力 (南雲堂)


シンプルな英語で話す 西洋の天才たち

世界史を彩った99人の天才たちの活躍を、
シンプルな英語で読む本。
全ページ対訳なので未知の内容でも安心感がありました。
語句、歴史的事象に丁寧な補足説明が付与されています。
よって辞書なし・事前知識なしでサクサク読めます。

歴史は英検リーディング・内容一致の頻出トピックです。
英検1級が常に迫ろうとしている独自視点があります。
「歴史的事象の通説」に対する文献主義による「史実の再構築」
更には、
アングロサクソンの残虐性に対する直視
歴史系は常にこの根底テーマに向かうと言っても過言ではないでしょう。
本書は教養として知っておきたい知識を英語で整理することができます。
以下、目次。

Chapter 1
古代
[紀元前約3000年~紀元後約400年]
中世
[紀元後約400年~紀元後1400年]
1. ペリクレス 民主政治を完成
2. ヘロドトス 歴史の父
3. ソクラテス&プラトン 西洋哲学の祖
4. アリストテレス 偉大な哲学者
5. アレクサンダー大王 東方遠征によりギリシャ文化を広める
6. ジュリアス・シーザー 後にその名が「皇帝」の称号に
7. イエス キリスト教の始祖
8. 使徒パウロ キリスト教の布教者
9. コンスタンティヌス1世 キリスト教に改宗したローマ皇帝
10. カール大帝 西ヨーロッパ統一
11. トマス・アクィナス 中世最大の哲学者
12. マルコ・ポーロ 『東方見聞録』でアジア諸国をヨーロッパに紹介
13. ダンテ 地獄、煉獄、天国への魂の旅『神曲』
14. ジェフリー・チョーサー  日常言葉で『カンタベリー物語』執筆
15. ヨハネス・グーテンベルク 活版印刷技術を発明・聖書を印刷

Chapter 2
ルネサンス
[約1400年~1600年]
16. ジャンヌ・ダルク 「オルレアンの乙女」悲劇のヒロイン
17. イサベル1世&フェルナンド2世 スペインを統一した君主
18. クリストファー・コロンブス 大航海時代、アメリカ大陸へ到着
19. レオナルド・ダ・ヴィンチ 「モナ・リザ」を描いた知識の巨人
20. アルブレヒト・デューラー イタリアの美術様式を北方に導入
21. ミケランジェロ・ブオナローティ 彫刻、絵画で人体表現を極める
22. フェルディナンド・マゼラン 世界一周航海
23. マルティン・ルター 宗教改革を牽引
24. エルナン・コルテス 新大陸を探検
25. ジャン・カルヴァン プロテスタントの神学書『キリスト教要綱』著者
26. 女王エリザベス1世 イングランドの黄金時代に君臨
27. ガリレオ・ガリレイ 地動説を提唱し異端審問にかけられた
28. ウィリアム・シェイクスピア ルネサンス期演劇の劇作家
29. ルネ・デカルト 我思う、故に我あり『方法序説』

Chapter 3
近世
[約1600年~1800年]
30. ジョン・ロック イギリス経験論の父
31. ルイ14世 絶対王政の象徴「太陽王」
32. アイザック・ニュートン 万有引力の法則『プリンキピア』
33. エンゲルベルト・ケンペル 江戸参府時の見聞録『日本誌』
34. ヨハン・セバスティアン・バッハ 音楽の父
35. ヴォルテール 宗教的不寛容を批判『寛容論』
36. ベンジャミン・フランクリン アメリカ建国の父の1人
37. カロルス・リンナエウス 分類学の父
38. サミュエル・ジョンソン 『英語辞典』を独力で編さん
39. ジャン=ジャック・ルソー 人民主権を主張した『社会契約論』
40. アダム・スミス 経済学の始祖
41. イマヌエル・カント ドイツ観念論を確立した『純粋理性批判』
42. 女帝エカチェリーナ 皇后からロシア皇帝へ
43. ジェームズ・ワット 蒸気エンジンの改良
44. トーマス・ジェファーソン 第3代アメリカ合衆国大統領
45. トゥーサン・ルーヴェルチュール ハイチ独立運動の指導者
46. ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 『マイスターの修行時代』
47. メアリー・ウルストンクラフト フェミニスト先駆『女性の権利の擁護』
48. イーライ・ホイットニー 綿繰り機発明
49. ナポレオン・ボナパルト フランス革命後を独裁統治
50. アレクサンダー・フォン・フンボルト 行動する博物学者
51. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 聴覚を失った大作曲家
52. シモン・ボリバル 南米独立闘争に身を捧げた革命家

Chapter 4
近代I
[1800年]
53. エイブラハム・リンカーン 第16代アメリカ合衆国大統領
54. チャールズ・ダーウィン 進化論を唱えた『種の起源』
55. ハリエット・ビーチャー・ストウ 『アンクル・トムの小屋』
56. チャールズ・ディケンズ 産業革命下の貧困を描いた国民的作家
57. オットー・フォン・ビスマルク ドイツ統一を成し遂げた鉄血宰相
58. ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 自給自足の生活『ウォールデン 森の生活』
59. カール・マルクス 資本主義経済の危険性を説いた『資本論』
60. フローレンス・ナイチンゲール 近代看護制度を確立
61. ハインリヒ・シュリーマン 伝説の古代都市トロイ発掘
62. グレゴール・メンデル 遺伝の法則を発見
63. ルイ・パスツール 近代細菌学の開祖
64. マーク・トウェイン 人種差別を風刺した『ハックルベリー・フィンの冒険』
65. アンドリュー・カーネギー 一代で富を築いた「鉄鋼王」、慈善家の先駆
66. フリードリヒ・ニーチェ 超人たれ『ツァラトゥストラはかく語りき』
67. トーマス・エジソン 実用電球の発明
68. ジークムント・フロイト 『精神分析入門』
69. ルドルフ・ディーゼル ディーゼルエンジンの発明
70. ヘンリー・フォード ライン生産を始めた自動車王
71. マックス・ヴェーバー 近代社会学の創始者
72. ライト兄弟(ウィルバーとオーヴィル) 飛行機の発明
73. マリー・キュリー 放射能の研究で2つのノーベル賞授与
74. アルベルト・シュヴァイツァー アフリカでの医療活動
75. アルベルト・アインシュタイン 20世紀最大の物理学者
76. ヘレン・ケラー 苦難を乗り越えた福祉活動家
77. パブロ・ピカソ スペイン内戦時に描いた「ゲルニカ」
78. フランクリン・デラノ・ルーズベルト 第32代米国大統領
79. ジョン・メイナード・ケインズ 積極的介入をを提唱
80. ココ・シャネル パリ・モード界の女王
81. エレノア・ルーズベルト 国連総会アメリカ代表
82. チャーリー・チャップリン 映画黎明期の喜劇王

Chapter 5
近代II
[1900年]
83. ルイ・アームストロング ジャズの神様
84. ウォルト・ディズニー エンターテインメント王国の創造主
85. マーガレット・ミード 人類学の母
86. ディートリヒ・ボンヘッファー 「20世紀の10人の殉教者」
87. レイチェル・カーソン 環境保護活動『沈黙の春』
88. シモーヌ・ド・ボーヴォワール 『第二の性』
89. マザー・テレサ 生涯、貧しい人々に寄り添った修道女
90. アラン・チューリング コンピュータの原理を考案
91. ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ 人種差別撤廃運動
92. マーガレット・サッチャー 「鉄の女」
93. アンディ・ウォーホル ポップアートの旗手
94. ノーム・チョムスキー 言語学で普遍文法を提唱
95. ジェームズ・ D ・ワトソン&フランシス・クリック DNA二重らせん構造発見
96. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア 公民権運動の指導者
97. エルヴィス・プレスリー キング・オブ・ロック
98. レフ・ワレサ 労働組合「連帯」を創設し、東欧革命を先導
99. ティム・バーナーズ=リー ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を考案

起業家の英語

英検1級リスニングのパート4では、
起業家、実業家がインタビューを受ける場面が多いです。
話の流れは基本的に時系列展開で、
① 専門分野に興味を持ったきっかけ
② 起業に至る経緯
③ 実務内容・特異性・専門性
④ 克服した困難
⑤ 今後の展望
が典型となります。
内容的に人工的なため楽しむことはできないですね。
そのため、教材ではなくリアルな音源で鍛えた方が
学習効果が高いはずです。

アマゾン、フェイスブック、グーグルなど、
世界経済を牽引するITトップ企業の創業者10名の
英語スピーチ・インタビューをCDに収録(70分16秒)。
英文、日本語訳、語彙リストのほか、
各人の英語聞き取りの詳細ポイントがあります。
また、内容理解を深める背景解説が掲載されています。
早口で次から次へとしゃべり続けるイーロン・マスクと
マーク・ザッカーバーグ。
落ち着いた口調で聞き取りやすいジャック・ドーシーと
ジミー・ウェールズ。
それぞれの個性が集中力を高めます。
グローバル社会を生き抜く力、
独自性をもって挑戦し続ける前向きな情熱が伝わってきます。

●ジェフ・ベゾス (Amazon)
・ベゾスも想定外だった、Amazon創業時の失敗とは?
・賢さとは単なる才能だが、優しさとは苦渋の選択である
●イーロン・マスク (SpaceX and Tesla)
・高度に発達した科学は、魔法と区別がつかない
・ロケットを手に入れるため、ロシアを3度訪問
●マーク・ザッカーバーグ (Facebook)
・月額85ドルのサーバーを借りて、Facebookを始めた
・AmazonやAppleとは協力し、Googleとは競合している
●ジャック・ドーシー (Twitter)
・死にものぐるいでやる、リスクを取る、それが起業家
・未来はすでにここにある。あとはそれを広めるだけだ
●スティーブ・ジョブズ (Apple)
・レールの敷かれた人生では、イノベーションなんて生まれない
・ウォルト・ディズニーを見習え、禅僧にランチをおごれ
●ビル・ゲイツ (Microsoft)
・サティア・ナデラ新CEO就任に際しての祝辞
・ビル・ゲイツ&メリンダ財団は一体、何をしているのか?
●ラリー・ペイジ & セルゲイ・ブリン (Google)
・Googleの究極目標は、自らが人工知能となること
・人類は働き過ぎ、必要な労働なんて今の1%以下
●ジミー・ウェールズ (Wikipedia)
・開発者が自ら語る、Wikipedia誕生の秘密とは
・世界中からWikipediaに届く、最大の不満とは
●ジャック・マー (Alibaba)
・20代~60代におけるそれぞれの人生設計
・アリババの女性雇用

3) 英語で話す力 (南雲堂)

2次試験対策として使いやすい構成です。
賛成、反対、別視点・中立の3つの視点から
自分の意見が論理的に述べる方法を示す本。
第1章:キーフレーズと例文で基礎学習
第2章:ジャンル対策; IT・教育・価値観・社会等

Chapter 1では、
「意見を述べる」
「賛否に言及する」
「問題に言及する」
「事実に言及する」
「順序立てて述べる」
「対象して示す」
などの発話の目的に応じた基本表現が掲載。

Chapter 2では、
47の一般的なテーマについて英語で考え、まとめ、
自分の意見として表現する方法を学習する構成。
本書の大きな特徴のひとつとして、1つのテーマにつき、
「賛成」「反対」「中立/別視点」の3つの観点からの
サンプルスピーチが掲載されています。
異なった視点や考え方を参考にして、
2次試験での質疑応答のシュミレーションが可能になります。

今後も英語学習の情報や体験談を発信していきます。

この記事を書いたプロ

TEX 二井原

英検1級取得者によるオンライン個別指導のプロ

TEX 二井原(英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training)

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