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TEX 二井原

英検1級取得者によるオンライン個別指導のプロ

TEX 二井原(てっくすにいはら) / 英語講師

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

コラム

英検プレスリリース 

2023年10月2日 公開 / 2023年12月2日更新

テーマ:英検

コラムカテゴリ:スクール・習い事


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


日本英語検定協会は29日、

英検の「準2級」と「2級」の間に級を新設すると発表しました。

[[https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230929_info_newgrade.pdf]]

2025年度から導入する予定。

級の新設は1994年に新設された準2級以来31年ぶりで、

同協会は「準2級と2級のギャップを埋めることで、

学習者に身近な目標を提供する」としています。

同協会は新たな級について

「高校2年生にふさわしい英語力レベルを客観的に示したうえで、

小さな成功体験の機会を提供し、

学習者のモチベーションの維持を図りたい」

としています。

今回の新設に関しては、

英検受験者で加速する低年齢化も背景にあると考えます。

現在小学校5年生の僕の娘が今週

英検2級を初受験します。

2級の最新過去問を見ると、ライティングは次のとおりです。

TOPIC
Todsay, many buildings collect rainwater and then use it in various

ways, such as giving water to plants. Do you think such buildings

will become more common in the future?

この問題に対しては小学生は母国語でも対応出来ないです。

つまり、英検が英語力測定の指標にはなりません。

もちろん、英検2級は高校卒業レベルと謳っているので、

問題が不適切というわけでもありません。

僕たちのような英語講師だけでなく、

英語教育に関心のある親御さんは、

この種のジレンマを抱えています。

英語力があるけどそれを証明できない

というジレンマです。

今回の英検プレスリリースでは、

このような背景には触れていません。

しかし、指摘した現状は英検協会も把握しています。

よって、より純粋な英語力測定を可能にするための

機会提供という社会的欲求を満たす。

同時に、英語力を有する低年齢層に

より広い証明機会を提供する意図による改変である

と考えます。

今後も英語学習や体験談を発信していきます。

この記事を書いたプロ

TEX 二井原

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TEX 二井原(英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training)

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