花粉の季節、空気清浄機の加湿機能で繁殖するレジオネラ菌。
福井県あわら市は27日までに、同市の温泉施設「セントピアあわら」の浴槽から基準値の最大2300倍のレジオネラ属菌が検出されたと発表した。現時点で健康被害の報告はないが、市は利用後に体調を崩した場合、申し出るよう呼びかけている。検出を受け、施設は営業を休止している。
施設が13日に実施した3カ月に1度の定期水質検査で、浴槽の水から菌が検出された。水は浴槽に入れる前に配管内で消毒するが、配管に薬剤を入れる機械が故障していたという。
前回6月の検査では検出されていなかった。市は十分な消毒ができていなかったのが原因とみている。
2023年9/27(水) 10:53配信 yahoo ニュース
温泉施設だけがレジオネラ菌が出ると限らない理由
今回の温泉施設だけでなく、今年の春先では九州の老舗温泉でレジオネラ菌が検出され社長の記者会見で火に油を注ぎ、大問題になった事例があります。
客から塩素臭いからと、塩素薬剤の投入量を減らしたりしたことや、換水を怠った事が原因と言われていますが、温泉施設だけがレジオネラ菌が出るわけではありません。
温泉施設や、プールなどは検査が義務付けられています。
だからこそ検出されるとニュースになってしまいますが、家庭のお風呂でもレジオネラ菌は検出されます。
家庭のお風呂も循環式でお湯を沸かしているからです。その経路の洗浄を放置しているとレジオネラ菌は繁殖します。食中毒と同じで大量に報告が上がらないと、問題にならないのデス。
レジオネラ菌は草刈り作業でもでも吸い込む可能性があるって本当?
レジオネラ菌は、土の中にいるどこにでもいる菌です。
土いじりをしていると、むせ返るような独特の土臭さを感じる事があります。
このような菌がいるからこそ、落ち葉が腐葉土となり栄養となるわけですが人の肺に吸い込んでしまうなら重症な肺炎になってしまうことがあるのです。
草刈りでレジオネラ菌を吸い込んでしまうって、なかなか素人ではわからないですよね。
レジオネラ症肺炎は医療機関で発見されにくい理由
レジオネラ症肺炎は急性の肺炎となり、熱が出たりしますが症状だけでは病院の先生も分からないのは当然です。
現在は、コロナやインフルエンザや様々な感染症があるためレジオネラ菌の感染など想像もつかないからです。
それで症状が起きる前に、何をしていたのか問診で伝えることは重要となります。
草刈りでも、レジオネラ菌を吸い込んでしまうことをこの機会にぜひ覚えておきましょう。
また人工池の噴水やミストシャワー、気化式の加湿器などからもレジオネラ感染する事があります。何らかの急性の症状が出た場合は、直前の行動記録を伝えるようにするなら検査も早くできる事でしょう。
夏にシャワーだけで済ませていた方は風呂釜配管のお湯にご注意
夏の間、シャワーだけで済ませておられた方は、風呂釜追い焚き配管の中に滞留していた水にご注意ください。しばらく使っていなかったホースやシャワーヘッドのわずかな水でさえもレジオネラ菌による肺炎にかかった事例はあります。
市立西神戸医療センターでレジオネラ菌感染について
そのため中古や賃貸住宅のお風呂に入浴する前には、風呂釜洗浄をされるか換気に気をつけて十分に換水されるようにお勧めします。
(当店施工の家庭用の浴槽での風呂釜洗浄で出てきた汚れ)
こんな方は風呂釜洗浄をご検討ください。
- 中古住宅に入居する
- 入浴剤をよく使っている
- 入れたばかりのお湯が濁っている
- 家族が3人以上
- 赤ちゃんが誕生する
- がん患者など免疫力の低い方が家族におられる
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