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石田雄二

会社設立と銀行融資のプロ

石田雄二(いしだゆうじ)

石田雄二税理士事務所

コラム

借入に対する考え方

銀行融資・補助金

2014年6月20日

「借金」という言葉の響きは、どちらかと言うとネガティブです。
社長様の中にも、出来るだけ借入はしない様にしておられる方も多くいらっしゃると思います。
経営者として、「借入」についてどの様に考え、どの様に向き合っていくべきでしょうか?

・借入のおかげで店舗を出店できた。
・借入のおかげで人をたくさん雇えた。
・借入の返済ができずに倒産した。
・担保に入れていた自宅を銀行に取られた。etc

借入をする事によって、新たな出店をしたり、事業規模を拡大したり出来ますが、
もし返済が出来なかった時には、大変なことになる・・・と言うのが借入の実態でしょう。

返済が出来なかった時に起きる問題をクローズアップして、「借入はやめておこう」と考える経営者、
借入をすることにより得られる事業メリットをクローズアップして「借入をしよう」と考える経営者、
入口でどちらが正しいと言える問題では無く、結果でしか正否を判断できない問題ですので悩みます。

1店舗の飲食店を経営する20歳の社長様が、30年かけて店舗数を10店舗まで増やしたいと考えておられる
とします。この場合、毎月の利益を少しずつ蓄積しながら、一切の借入をせずに、
3年に1店舗のペースで出店をしていくことは可能かもしれません。しかし、5年で10店舗のペースを
考えるならば、借入なしでは困難です。

「借入」とは、目的地に向かうための手段のひとつと考えます。
「10店舗を出店したい」という目的地に向かって、徒歩(自己資金)でいくのか、車(借入)で
いくのか、飛行機(株式公開による市場からの調達)でいくのか・・・
徒歩よりも飛行機を使った方が、より早く目的地へとたどり着けます。
しかし、徒歩でこけてもすり傷程度で済みますが、飛行機で墜落すれば大惨事となります。
ただ、徒歩で事故に巻き込まれる確率と、飛行機で事故にあう確率も、比べることを忘れてはいけません。

借入を(どの程度)するべきかどうかの判断は、社長様がイメージする事業の最終規模や事業目的の
大きさと、その目的を達成するためにかけられる時間とのバランスで決定するのがひとつの方法だと
思います。

この記事を書いたプロ

石田雄二

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