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お墓にひなんします 南相馬の93歳自殺 / 悲しいことです。 。。  <毎日新聞の記事から>

2011年7月10日

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: お墓

<東日本大震災>お墓にひなんします 南相馬の93歳自殺

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 「私はお墓にひなんします ごめんなさい」。福島県南相馬市の緊急時避難準備区域に住む93歳の女性が6月下旬、こう書き残し、自宅で自ら命を絶った。東京電力福島第1原発事故のために一時は家族や故郷と離れて暮らすことになり、原発事故の収束を悲観したすえのことだった。遺書には「老人は(避難の)あしでまといになる」ともあった。

 女性は同市原町区の静かな水田地帯で代々続く田畑を守り、震災時は長男(72)と妻(71)、孫2人の5人で暮らしていた。長男によると、以前から足が弱って手押し車を押していたが、家事は何でもこなし、日記もつけていた。

 第1原発の2度の爆発後、近隣住民は次々と避難を始めた。一家も3月17日、原発から約22キロの自宅を離れ、相馬市の次女の嫁ぎ先へ身を寄せた。翌日、さらに遠くへ逃げるよう南相馬市が大型バスを用意し、長男夫婦と孫は群馬県片品村の民宿へ。長距離の移動や避難生活を考え、長男は「ばあちゃんは無理だ」と思った。女性だけが次女の嫁ぎ先に残ることになった。

 4月後半、女性は体調を崩して2週間入院。退院後も「家に帰りたい」と繰り返し、5月3日、南相馬の自宅に戻った。群馬に避難している長男にたびたび電話しては「早く帰ってこお(来い)」と寂しさを訴えていたという。

 長男たちが自宅に戻ったのは6月6日。到着は深夜だったが、起きていて玄関先でうれしそうに出迎えた。だが緊急時避難準備区域は、原発事故が再び深刻化すればすぐ逃げなければならない。長男夫婦が「また避難するかもしれない。今度は一緒に行こう」と言うと、女性は言葉少なだった。「今振り返れば、思い詰めていたのかもしれない」と長男は話す。

 住み慣れた家で、一家そろっての生活に戻った約2週間後の22日。女性が庭で首をつっているのを妻が見つけ、長男が助け起こしたが手遅れだった。

 自宅から4通の遺書が見つかった。家族、先祖、近所の親しい人に宛て、市販の便箋にボールペンで書かれていた。家族には「毎日原発のことばかりでいきたここちしません」。先立った両親には「こんなことをして子供達や孫達、しんるいのはじさらしとおもいますが いまの世の中でわ(は)しかたない」とわびていた。

 奥の間に置かれた女性の遺影は穏やかに笑っている。近所の人たちが毎日のように訪ねてきて手を合わせる。「長寿をお祝いされるようなおばあちゃんが、なぜこんな目に遭わなければならないのですか……」。遺書の宛名に名前のあった知人が声を詰まらせた。葬儀で読経した曹洞宗岩屋(がんおく)寺前住職、星見全英さん(74)は「避難先で朝目覚め、天井が違うだけで落ち込む人もいる。高齢者にとって避難がどれほどつらいか」と心中を察する。

 取材の最後、長男夫婦が記者に言った。「おばあちゃんが自ら命を絶った意味を、しっかりと伝えてください」【神保圭作、井上英介】

 ◇女性が家族に宛てた遺書の全文

(原文のまま。人名は伏せています)

 このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい



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なんなんだろうか・・・
自分の親や親類やおばあちゃんが・・・
こんな感情をもって命を絶ったとしたならば・・・

菅総理と伸子夫人は・・・
どんなことをかんがえるであろうか?

「私はお墓にひなんします」
この言葉の意味は大きいように思います。

「今の世の中でわしかたない」
情けない総理に・・・
この言葉は届くでしょうか?

「老人はあしでまといになるから」
総理、官僚、東電に、このメッセージは届くのでしょうか?
空き缶、すっからかん、冷徹の勝俣会長に届くのであろうか?

情けない国です。
この国の羅針盤は狂っています。
どいつもこいつも自分のことばかりです。。。

このおばあちゃんは・・・
天災でも自殺でもないと思います。
菅総理、東電、役人が起した人災であり殺人だとさえ感じます。

菅&勝俣が自分の地位を守るために・・・
亡くさなくていい命を・・・
失ってしまったように感じます。

恥を知ってほしいです。
日本の誇れる恥という文化を・・・
この国の重要ポストの船長は忘れてしまったようです。

菅総理・・・
あなたの存在は「百害あって一利なし」です。
これは間違いないことです。

こんなことが・・・
これからも起きるのでしょう。。。

中小企業の社長さん。
奥さんや子供にも話せないなら・・・
誰かに話だけでもしてみませんか?

少しだけ・・・
何かが変わるかもしれません。。。

誰も・・・
あなたがいなくなることを望んではいません。

この記事を書いたプロ

網師本大地

現場第一主義を貫く中小企業再生のプロ

網師本大地(DSKプランニング)

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