中小零細企業のマーケティングについて⑥ 集客と広告
商品をネットで販売したい。ネット通販を初めたい。
商品はあるけど売る場所がないからまずネットを使って売ってみたい。
でもECサイトを作るにはかなりお金がかかりそう。
ECサイトを作った後どうやってサイトをマーケティングしていいかわからない。
今回はそういった疑問にお答えしてみようと思います。
ECサイト制作にはどれくらいお金がかかるのか
まず、ECサイトつまりショップサイトのことですが
作るのにお金がかかると思われている方がまだまだ多いようです。
でもまったくそんなことはありません。
無料で使えるネット上のツールがあり、誰でも簡単にショップサイトが作れてしまいます。
例えばいくつか挙げておくと、「BASE」「stores.jp」「WIX」などが有名です。どれも基本的には無料で作れて、設定や構築もかなり簡単です。カード決済機能も標準でついていてかなり便利です。商品が増えたり装飾にこだわったり、独自ドメインにしたかったりする場合は有料版にするのもいいでしょう。それでもそんなに高くありません。ただ、問題なのはショップサイトを作っただけでは全く売れないということです。
ECサイト・ショップサイトは作っただけでは売れません
先ほどの無料ショップサイトBASEに登録しているサイトの数は100万ショップを超えたそうですが、ちゃんと売れているショップの数はほんの一握りです。ショップサイトを作っただけでは、誰もショップの存在を知らないわけですから売れるわけがないのです。
ではショップの存在を知ってもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。ここが一番重要なポイントになります。
ショップサイトの存在を知ってもらう方法
ショップサイトの存在を知ってもらうには主に2つの方法があります。
1つ目は、SEO対策。2つ目はネット広告です。これは企業などのホームページも同じことが言えます。SEO対策は検索順位を上げてユーザーの目にとまるようにする方法です。ネット広告はPPC広告やリスティング広告などともいいます。検索されたワードに合わせて広告が表示されるのでお金をかければ必ず目にとまるようになります。
バナー広告のような、検索ではなく特定のサイトなどに表示される広告もあります。
この2つをうまく実行して、ショップの存在を知ってもらうことでショップサイトのアクセスを増やし、集客していくことが基本となります。
ショップサイトを作って存在を知ってもらえてもまだ駄目です
ショップサイトの存在を知ってもらってもそれだけではちゃんと売れるショップにはなれません。
アクセス数がある程度増えれば、ある程度は売れるかもしれませんが売れ続けるためには様々な努力が必要になります。
その一つが「メッセージをちゃんと伝える」ということです。
実は無料のショップサイトはカートシステムはしっかりしていて使い勝手はいいのですが、それだけなのです。つまり購入するためだけの作りになっていてメッセージを伝えるための機能はありません。
ブログ機能などはついているのですが、商品の良さや強みなど伝えるためのページがないのでメッセージがちゃんと伝わらない。ですので、ここが重要なのですが、無料ショップサイトはカートシステムを利用するためのものでそれとは別にランディングページやWEBサイトを作ってそこで商品の良さや、誰に向けたもので、使うとどうなるのか、強みは何か、サービスはあるか、他とどう違うのか などメッセージを伝える必要があります。
順番はこうです。
簡単に説明すると、順番としてはまずSEO対策やネット広告でアクセスを増やし、WEBサイトやランディングページに誘導します。
そこでメッセージやキャンペーンなどのサービスなどを伝え、付加価値を感じてもらい、無料ショップサイトの商品ページへ誘導し購入してもらう という流れになります。
これが基本的な流れなのですが、知らないショップがかなりあって知っているか知らないかでものすごく差が出ます。
この基本の流れがあり、さらにメルマガやSNSなどの情報発信、その他の広告、リアルでの宣伝、口コミなどなどマーケティングをコツコツやっているショップが成功しています。
とにかく露出を増やすということが鍵になるということです。
まとめ
無料のツールは便利ですがそれだけでは難しいということです。ちゃんと売れるショップにするためにはそれなりのコストをかけることも必要ですし、コツコツと労力をかけて露出を増やして行きましょう。
逆にいうと、コストや労力をかければ成果は出ると僕は思っています。
SEO対策については詳しく書いた記事がありますのでこちらもご覧ください。
→ WEBマーケティングに『SEO対策』は超重要!その手順を解説