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コラム
映画「タイタニック」から学ぶ中小企業のマーティング『切り口戦略』
2020年1月15日 公開 / 2020年11月29日更新
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映画「タイタニック」から学ぶ中小企業のマーティング『切り口戦略
映画「タイタニック」はご存知でしょうか。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが主演した当時の興行収入で世界1位を獲得したジェームズ・キャメロン監督超大作映画です。
この映画からマーケティング戦略を学ぶことができます。この映画は主人公の2人がタイタニック号で運命的に出会い。その後沈んでいく船とともに愛を育み最後には・・・というお話でした。日本でのこの映画のポスターには「運命の恋、誰もそれを裂くことはできない」という恋愛映画としてのキャッチコピーが付いていました。当時も今も日本では恋愛映画がよく流行るのでこうしたんだと思いますし、(僕はあんまり恋愛映画は見ないのでちょっと不満)それで大ヒットしたので良かったんだと思います。ただ、違う切り口でプロモーションすることもできたはずです。
この映画はパニック映画の側面もあって、やっぱり「タイタニック」ですので超大型客船が海に沈んでしまう。しかもものすごいお金をかけたCGを使って船が真っ二つに割るわけです。つまり大スペクタクルパニック映画としてプロモーションすればもっとお客さんが入ったかもしれません。
当時はそういった2つの切り口でプロモーションするという発想がなかったのかもしれませんが(今もあまりないかも)、別に1つにする必要もないのです。受け取る側からしてみたらどちらかに情報チャンネルを合わせて恋愛映画が見たいと思っている人は恋愛映画だと思って見に行くし、パニック映画好きの人はそう思って見に行くわけです。どちらも間違いではないので。
インターネットが発達した今現在では、受け取りたい情報だけを受け取るという情報リテラシーも根付いてきていると思います。
というわけで、この考え方を中小企業のマーケティングに置き換えてみることもできるのです。自社の商品・サービスを売ろうとする際にターゲットを決めなければいけません。まず一つ決めるとします。その決めたターゲットに合わせた切り口でメッセージを作ります。そして、それとは別のターゲットにもそれに合わせた別の切り口のメッセージを作ります。という具合に切り口を1つだけではなく2つ3つと増やすことができるのです。
ただ注意しなければいけないのは、1つ1つのターゲットとメッセージは明確にしなければいけません。できるだけ被らないように注意して1つ1つを絞って考えることが必要です。そこが曖昧になるとメッセージがぼやけてしまいターゲットには届かないものになってしまいます。
いかがでしょうか。1つの商品・サービスに対して「切り口」を複数用意してマーケティングする。中小企業の場合1つも切り口を持っていなくてなんとなく今までやってきているということもよくあります。そんな企業もとりあえず1つ切り口を作ってメッセージを考えてみてください。
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