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コラム
省エネ基準は検証しなくていいのか⑥~四季のある日本に合った工法は衣替えできること
2023年8月15日
四季があり、冬も寒く夏も暑いわが国では、冬を重点的に考えればいい高気密高断熱をすればすべて解決すると思っているのは間違いだと私は思います。一年を考えて、春と秋、夏、冬にはどのような家が快適に住めるのか考えないといけないのではないでしょうか。
この地域の冬はこれぐらいの高断熱高気密性能で暖房を併用する、春と秋は窓を開けて調子する、夏は風通しを良くし冷房を併用して過ごせるようにと考えないといけないのではないでしょうか。日本では各地域によりかなり気候が違うのですから、各地域の各季節に対応できるような断熱方法にすることが大事だと思います。
断熱工法の基準は、結露(表面結露、内部結露とも)しないことを条件に基準を決めればいいと思います。
昔(今でもありますが)簀(す)戸(ど)という建具がありました。簀戸とは戸の中にすだれが組んであるので風が通り、視線はさえぎるが風通しは良い戸です。冬は寒いので風の通らない障子やふすまに変えるわけです。建具による衣替えです。私も以前に一つの戸ですが紙障子が取り外し式になっていて、取ると風が通る戸を直したことがあります。
簀戸のような工夫がある、季節に合わせた家に変えられる工法でないとダメではないでしょうか。高断熱高気密にして暑ければ冷房、寒くなれば暖房と機械で調整だけでは工夫がなさすぎます。
次回は、『省エネ基準は検証しなくていいのか⑦~せめて二重通気工法の基準を』です。
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