- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
基礎の高さについて⑨~現場を見て設計しているのか
2020年9月22日
⑧でメーカーの家で道路からどうやって玄関に行くのか考えていない家のことを書きました。①と②に書いた家の敷地は広いため道路からのアプローチは問題がないのですが、基礎を現状の地面から下げることをしなかったため降った雨が隣の家の方に流れ、地盤沈下しました。
道路と敷地の高低差がある、敷地内に2つの家があることを知らない、なぜこんなことになるのか、二つは別々のメーカーですが、現場を見て設計していないため、このような事態になるのではないのでしょうか。
そうでなければ、現場の状況は無視して基礎は掘らないで現状の地盤に乗せると決めているとしか考えられません。
道路との関係から基礎の高さを考えないといけません。道路と高低差があったり、道路が坂道などの場合は無理としても、玄関から玄関ポーチを出て、道路までなるべく階段の数を減らすように計画するのは当たり前だと思います。
このようになるのはコラム[建築は大工が造ってきたが18](建築は大工が造ってきたが18参照)に書いたようにこれも分業しているためではないでしょうか。設計が現場を見ないで設計し、工事担当者がその図面のとおりに工事する。その時に、道路からのどうやって上がるのか、同じ敷地のほかの建物のことを疑問にも思わない、自分の担当の仕事が終わることしか考えていないのではないかと思います。
次回は、『セミオーダー住宅①』です。
---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------
関連するコラム
- 基礎の高さについて⑤~基礎の選定 2020-08-25
- オープン工法とクローズド工法⑪~新聞の記事から 2019-02-12
- 基礎の高さについて④~根入れしない理由 2020-08-18
- 最近の家の作り方2①~以前あったリフォームの相談から 2024-01-23
- 最近の家の建て方(順番)について⑫~余談その1 建て売り住宅の上棟を見て 2020-04-28
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。