築30年で初めて漏った家9~日本の気候に合った家を…
⑥に書いたように現代の家は防水材の性能が上がったことでどこから漏ったのかすぐに分かりません。広範囲に広がりながら水が浸透していきますから、雨水が漏っている場所を簡単に断定できません。
気づくのも遅くなるため、長期間雨が漏った状態が続くことになります。当然修理も遅くなり、その間に壁の中でカビが生えたりするかもしれません。家の中に染みができ発見する時にはかなり状況が悪くなっていることが考えられます。
現代の家は防水材の進歩で、漏らないことが前提になっていて、水を通さないための材料も方法も考えられていますが、もしも漏ったらという観点から考えられていません。雨漏りをすぐに発見し、手を打つように考えられていないのです。
日本のように集中的に雨が降る国で雨漏りを防ぐ、漏っても被害が大きくないようにするには、材料で防ぐのではなく形で防ぐべきだと私は思います。
次回は、『 これからの雨漏り⑨~軒なし庇なしの家は』です。
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