リフォームと耐震補強⑫~耐震診断、補強計画してからリフォームの計画をすることが大事
外装材を張り替える工事の時は、耐震補強のチャンスです。外装をめくれば、柱や梁が丸見えですから補強金物も打てますし、壁の補強もする事ができます。
地震の力は、家の重心に掛かると仮定されます。下の絵のように、家の中心よりも外周に耐力壁を配置すると、家の中心から離れている分、テコの原理と同じで効果が大きくなります。
前回書いたように、柱が抜けないように金物を付けるだけでも、補強になりますはできます。金物は外装材をはがせば簡単に付けることが出来ますし、また、何より工事中に住んでいる人に迷惑が掛かりません。家の中の補強工事では、工事する部屋は使えませんし、その部屋の荷物を他の部屋に移動したりしないといけません。それに比べ、外装の張替工事は足場を掛ける必要はありますが、住んでいる人には余り負担は掛からないのです。
このように外装材の張り替え工事は、耐震補強のチャンスなのです。
次回は、『リフォームと耐震補強⑪~耐震補強工事は単独でしない方が得』です。
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