リフォームと耐震補強⑪~耐震補強工事は単独でしない方が得
そもそも耐震補強工事はなぜするのか?
その始まりは、1995年に起きた阪神大震災です。この地震でたくさんの家が倒壊しましたが、昭和56年5月末以前に工事許可をとった家がたくさん壊れました。その理由は、昭和56年6月1日に法律改正され耐力壁の量が約4割増すことになったからです。
昭和56年以前の基準で建てられた家の被害が多いため、国は無料で耐震診断を行い、強度が足らなければ補強工事を勧める方針にしました。もちろん、地震が起きたときに被害を減らすことが目的です。
当初は無料診断だけでしたが、その後、補強工事に補助金を出すようになりました。その金額も初めは60万でしたが、現在は90万です(但し、この金額は私が住んでいる豊橋市の話で、地方自治体によって金額は違います)。
95年以降、毎年のように大きな地震が起きています。地震の活動期に入ったと言われていますから、診断して補強することは私も賛成です。
2016年の熊本地震でも、倒壊した家が道路をふさいだ写真を見ました。倒れると道をふさいでしまう可能性がある家や住宅密集地などでは、ぜひとも補強した方がいいと思います。倒壊した家のために、救出が困難になり命が失われる可能性もあるからです。
次回は、『リフォームと耐震補強⑥~1981年~2000年の家も補強した方がいい 』です。
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