冬向きの家⑥~エアコンの普及が変えた
記事の中に、地震対策に比べて室温のことを考えてこなかったという文があります。日本列島は、世界の陸地の400分の1の面積しかないのに、世界の地震の10%が起きる場所です。
誰だって冬の寒さよりも命の方が惜しいですから、地震対策が優先されるのは当たり前です。室温を保つために断熱工事にお金を掛けても、地震で半壊、倒壊すればお金を掛けた意味がないからです。
その地震対策も阪神大震災が大きなキッカケとなって大きく改正されました。それまでの改正は耐力壁の量を増やすだけでしたが、配置の仕方を計算することになったのです。その結果、新しい基準ほど被害は減っています。物事は少しずつ変わっていくのです。
英国やドイツでは地震が少なく、特にドイツは非常に少ない国です(英国はドイツより地震がありますが、日本のような大きな地震はありません)。地震対策など考えないで冬の対策を考えればいいのですから、うらやましい限りです。
地震の多い国で地震対策を優先することは、今までもこれからも当たり前の事だと思います。
次回は、『冬向きの家⑪~地震時は大丈夫?』です。
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