冬向きの家⑫~「聴竹居」から考えて
家の断熱性能を上げるには、窓を小さくする、断熱材の性能を上げることが必要です(もちろん、窓の断熱性能を上げれば窓を小さくしなくてもいいですが、性能のよい窓ほどお金がかかります)。
窓を小さくすると風通しは悪くなりますから、夏は暑ければ冷房を入れて生活する、断熱性能がいいから冷房はよく効く(少ない数で電気代がかからない)ことになっているらしいです。もちろん、記事の通り冬の暖房は良く効き、家の中で温度差も少なくヒートショックのような事故は起こりにくくなると思います。
②の事例で出てきたI氏の設計した家も、夏にエアコン一台で27坪の家を25度に保てると書いてありました。記事には書いてありませんが、おそらく24時間エアコンを動かしてその温度を保っていると思われます。冬も使うのですから、エアコンを止める期間は1年間ほとんどないと思います。
では、記事で書かれている暖かい家=断熱性能のいい家では春と秋はどうなるのでしょうか?
私の想像では、冷房を早い時期から使用し、今までより長い間使用しないと生活できないと思います。窓などが小さいため、開けても通気の量が少ない(温度が下がらない)からです。
記事で書かれている暖かい家は、一日のエアコンの電気代は掛かりませんが、長期間使うため一年間で機械に頼る期間が長くなると思います。
次回は、『冬向きの家⑨~湿度の事は書いていない』です。
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