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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

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コラム

片流れ屋根の家が増える理由⑥~勾配がキツイ屋根の作り方について

2017年7月14日

テーマ:片流れ屋根の家

コラムカテゴリ:住宅・建物

今回は前回書いた勾配がきつい場合の作り方についての私の疑問です。

通常、屋根は下の絵のように作ります。三角形の斜め部分は垂木(たるき)で母屋、桁を繋ぎ、その上に板を張り、瓦や金属などの屋根材を葺きます。垂木は絵のように大きな部材ではありません(普通45㎜角の部材、もちろんもっと大きな材料を使う業者もいます)。

片流れ屋根⑥

しかし、②に書いた屋根裏利用で屋根裏の一番高いところは各階と同じ3m程の高さがある場合、壁を固定しないと大地震などで屋根裏が大きく揺れる、その揺れが2階、1階と伝わり被害が大きくなるのではと考えています。
そのために、壁の部分が揺れないように垂木に当たる部材に大きな部材を入れる必要があると思います。

片流れ屋根⑥-1

水上側の高さが3mの片流れ屋根を切妻屋根にすれば、一番高い棟部分は半分の1.5mです(当然収納部分はできません)。前会も書きましたが、片側だけが重いことを考えて造らないといけないと思います。

今回は、あくまで私の思っていることです。実際には、考えて工夫して作っている業者がたくさんいると思います。

片流れ屋根の家が増える理由⑦~デメリットその2 雨の量

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