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「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?①

鈴木敏広

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テーマ:四方山話

9月3日の神戸新聞に「新耐震住宅でも倒壊恐れ8割 2000年5月以前の木造」という記事がありました。1981年以降の家でも現行の基準を満たさない家が多いという内容で、こういう記事を見るたびに1995年の阪神・淡路大震災で倒壊しなかった家をなぜ記事にしないのか?と思うのです。

現行の建築基準法は耐力壁の量は変わりがありませんが、2000年に壁の配置と柱、梁などの接合部について建築基準法が改正されました。ですから、2000年までに建てた家を今の建築基準法で計算すればOKとなるのは、ほとんどないはずです。なぜなら改正するということは問題があるからです。

1981年から2000年に建てられた18870万戸のうち耐震評点が1.0未満(倒壊するかもしれない家)は80%と記事に書かれています。これは当然の結果だと思いますが、私は「倒壊する」ということばかりが記事になることが気になります。というのは、阪神の地震で「倒れない家」があったからです。

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専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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