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中西紀説

子どもの自己肯定感を育てる学びの場づくりのプロ

中西紀説(なかにしのりつぐ) / フリースクールの運営

一般社団法人ワンオブハート

コラム

親の役割とは何だろう?

2024年4月17日

テーマ:子育て

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

親の役割とは何だろう?



親の役割とは一体何なのでしょうか?
今日は私の実体験からくる想いを綴ります。かつての私は、親の役割とは子どもを先導することだと思っていました。子どもは未熟な存在であり、彼らの先導役を務めることが親としての役割だと思っていたのです。ところが、子どもの発達障がいや不登校という課題が与えられる中で、その考えは変わっていきました。今では、親の役割は子どもの伴走者であることだと思っています。何を選んでどこに進むかは子どもが決めること。私は父親として彼らの選択を尊重しながら伴走し続ける。子どもの選択を全力で応援出来る存在でありたいと思っています。どこに行ってもいい。何を選んでもいい。いつでも君達のことを応援しているから。そうやってまずは親が子どもを信じることが信頼関係を築く礎になると実感しています。

子どもの伴走者を務める上で気を付けていることは、彼らの声に耳を傾けること。傾聴することです。以前の私は、子どもの話を碌に聞こうともせず、正論や解決策ばかりを振りかざしていました。すると親子の溝は深まるばかりで、次第に何も話してくれなくなってしまったのです。会話はキャッチボールと言いますが、子どもと話をする時にボールを奪ってはいけない。ボールは常に子どもに持たせておくぐらいの意識で丁度良いのだと知りました。例えば、心の扉を開ける言葉(相槌)・受容する言葉(オウム返し)・関心を示す言葉(もっと知りたいんだけど)・共感する言葉(それは辛いよね)といった言葉を心掛けながら、しっかり話を聴くだけでいい。大事なのは心で正対することなのでしょう。

更にもう一つ。傾聴と共に大事なことがあります。それは謝罪です。子どもと話をする中で、自分に非があると思ったら素直に謝ることがとても大事なのです。謝罪というのは、相手を下に見ていたら出来ないものです。自分の方が偉いとか正しいとかいう思いがあるとプライドが邪魔して謝ることが出来ません。親だって人間です。子どもが何人いたとしても、その子の子育ては初心者だから間違うことだってある。そんな時は、素直に謝ること。それが心で正対するということなのでしょうし、親が素直な心で謝罪した時、子どもも素直に受け取ってくれるものです。

子どもの伴走者たることを心掛けるようになってから、大きな変化が2つありました。1つは、親子関係が劇的に改善されたこと。もう1つは、子どもが自信を持つようになったことです。今では、子ども達が色々な話をしてくれるようになりました。親が変われば親子関係はいつでもやり直せるのですね。これからも、子ども達と心で正対し、傾聴を心掛けながら、人生の伴走者であり続けたいと思っています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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