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中西紀説

子どもの自己肯定感を育てる学びの場づくりのプロ

中西紀説(なかにしのりつぐ) / フリースクールの運営

一般社団法人ワンオブハート

コラム

不登校って言葉、やめません?

2024年4月24日

テーマ:不登校

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

不登校って言葉、やめません?



以前からずっと思っていたことがあります。
いい加減「不登校」って言葉、やめませんか?
「不」登校という言葉は、あまりにネガティブな響きですし、その前提にあるのは学校に行くのが当たり前という思考です。この言葉を使い続ける限り、不登校は悪いことであるというイメージは拭えないでしょうし、学校以外の学びの場が認知されることもなく、不登校に対する社会的理解も進まないでしょう。不登校児童とその保護者も、自責の念に囚われ続けることになってしまう。

だから私は、ずっと前からこれに代わる言葉を考えていました。しかし、誰が考えたのかは分かりませんが「不登校」という言葉は実によく出来ていて、インパクトが強い上にキャッチーで語呂もいい。これに代わる表現は実に難しいのです。あれこれと長い間自問自答を繰り返しながら、ようやく一つの言葉に辿り着きました。

彼らは決してダメな子達ではない。甘えているわけでもないし、わがままな子でもない。ある意味、自分をしっかりと持っている子達なのです。私は学校否定派ではありませんから、学校を否定するつもりは毛頭ないのですが、学校という制度の中では先生の言うことをよく聞く従順な子が評価されます。自分らしくあることよりも、みんなと同じであることを求められます。自分で考えるよりも、支持に従うことが正しいとされるものです。このような学校制度の枠に納まりきれない個性を持った彼らは学校に行かないという選択をした子ども達なのです。あの年齢ながら、自らの人生を選択しているのです。何も劣ってはいないし、「不」がつく子ども達ではない。彼らは自らの個性を大事にし、自分らしく生きるために大きな選択をしたのです。私はそんな彼らに敬意を表し、彼らのことをこう呼びたい。

『選登校(せんとうこう)』と。


彼らは不登校ではなく、選登校なのです。
登校するか否かを自ら選んだ子ども達。従順であることよりも自分らしくあることを選んだ子ども達。優劣で評価される世界から離れる選択をした子ども達。彼らの選択が間違っていると誰が言えるのでしょうか。学校以外に選択肢がない方がおかしいのではないでしょうか。彼らの勇気ある決断が認知され、社会的理解が進むためにも、私は不登校という言葉を改め、選登校を提案したいと思います。

この提案にご賛同頂ける方は、当コラムをシェアして頂けると幸いです。
不登校というネガティブワードを選登校に変えてしまいましょう!

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

この記事を書いたプロ

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