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コラム
プレゼンテーションのコツ④ 声・抑揚
2016年6月19日 公開 / 2016年10月12日更新
こんにちは。
プレゼンテーション資料作成コンサルタントの山橋美穂です。
私は、資料作成に特化してお仕事をしておりますが、職業柄、プレゼンテーションを傍聴する機会が多いです。様々な人のプレゼンテーションを見ていると、やはり上手い人、下手な人の違いがはっきりと見えてきます。
専門的な事を言えば色々あるのかもしれませんが、誰もが出来るほんの少しの事を意識するだけでも、プレゼンテーションは大分変わってきます。
今回も、前回同様、プレゼンテーションをする際にちょっとだけ気を付けて欲しい事をお話します。
プレゼンテーションをする際にほんの少しだけ心がけてほしい事④
【声に抑揚を持たせる】
声に抑揚がないというのは、所謂「棒読み」です。例えば、物語を朗読する時に、それがどんなに面白いストーリーだったとしても、棒読みだと面白さが伝わらない場合があります。面白さが伝わらないどころか、聞いている側は、話が頭に入ってこない、飽きてくる、眠くなる、なんていう事にもなりかねません。
単調な語り口調は、聞いている側にとっては話に入り込めず気持ちが離れていくので、プレゼンターの熱意なんて伝わる由もありません。(そもそもそこに熱があれば単調な喋り方はしないと思いますが)
一つの音しか鳴っていなければ聞いていても飽きてしまいますが、メロディがあれば気持ち良く聞く事が出来ます。
では、どの様に抑揚をつければ良いのでしょうか。
前述しましたが、先ずは自分の気持ちや熱意を声に乗せて下さい。「熱弁」という言葉がある様に、熱意をもって喋ると、単調な喋り方にはなりません。
次に、自分の事を分かって貰う様な気持ちで、オーディエンスに話しかけましょう。オーディエンス一人一人に話しかける様に喋ると、自然と声に心がこもります。また、声に感情を乗せる事によって、オーディエンスは耳を傾けてくれます。人が何かを必死に訴えていると「この人は何を訴えているのだろう」と気になる事があります。例えば街頭演説に集まるオーディエンスがそれです。誰かが何かを必死に訴えた時、人は心を動かされます。
そして、後は少しの意識です。ちょこっと意識的に抑揚をつけます。少し大袈裟に喋る、と言えば分かり易いでしょうか。「これは本当に素晴らしいです」という言葉を、抑揚なく言うのと、「これはホンットウに素晴らしいっですっ!!」と声にリアクションを付ける様に大袈裟に言うのでは、伝わり方が違います。喋り方に説得力が出てきます。
声に抑揚をつけるという事、これから少し意識してみて下さい。
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