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コラム

お地蔵様ってなんだろう?意外に知らない意味や由来を調査

2016年9月25日 公開 / 2019年8月22日更新

テーマ:マキセキブログ

コラムカテゴリ:冠婚葬祭


通学、通勤途中やウォーキングやサイクリングの時など色々なところで目にするお地蔵様ですが、意外と知らない意味や由来について調査してみました。

お地蔵様はどんな方なの?

親しみをこめて「お地蔵さま」や「お地蔵さん」と呼ばれていいますが、正式にはインド生まれの 地蔵菩薩 です。サンスクリット語(インドの古典言語)でクシティ・ガルバというそうです。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などの意味があり「大地の母胎」を意味し漢字に意訳して 地蔵 と言われているそうです。



お地蔵様にはどんな意味があるの?

地蔵菩薩は仏教の信仰対象であり、状況によって色々なものに姿を変え、多方面で目覚ましい力を発揮して人々の苦悩を大慈悲の心で包み込み救ってくださると言われています。妊婦の安産を守護すると言う「子安地蔵」、災難にあった人の苦しみを身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」、集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」としても知られています。すべての生き物は6種類の世界(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)で生まれ変わりを繰り返すとされていて、そのすべての世界で苦しむ人々を救ってくれると言わている六体並んだお地蔵様を「六地蔵」と呼んでいます。お地蔵様は、水子(中絶、流産、死産してしまった胎児)供養の役割も担っています。人々を見守るだけでなく、悲しみを救済することもお地蔵さんの役目の一つです。



お地蔵様はなぜ赤いものを付けているの?

よく赤いよだれかけや頭巾を付けているお地蔵様を見かけますよね?お地蔵様は子供を守る神様として信仰される事も多く、自分の子供が元気に育つようにと、よだれかけや丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するのだそうです。ではなぜ赤いものを付けているのでしょう?赤という色は、清く正しい正直な色と信じられており、魔よけの意味もあり、赤ちゃんやお地蔵様に赤いものを着せる風習があるようです。よく知られている長寿のお祝いの一つである還暦でも赤いものを身につけますが、これは干支が一巡りして赤子に還るという意味で、お地蔵様や赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同様の意味で贈られているそうです。




まとめ

よく見かけるお地蔵様もこうして調べてみると色々な意味があり、昔からそばで生活を見守ってくれている、やさしくて尊い存在だと知る事ができました。今日では、右手に錫杖という杖を左手に宝珠を持った昔ながらの形のお地蔵様から、かわいらしい形や顔をした創作的なお地蔵様まで様々ですが、どのお地蔵様も慈悲深く見守ってくれています。見かけたときには手を合わせて感謝できる心を持ちたいですね。




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