コラム
仏像の修理『極彩色仕上げ』新品同様に仕上がります。
2015年9月26日 公開 / 2015年10月15日更新
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
先日、ご本尊(仏像)の修理の古代色仕上げについてご説明させて頂きましたが、修理の方法は2つで、時代背景を残した古代色仕上げと、新品同様に仕上げる極彩色(ごくさいしょく)仕上げになります。木地直し、色つけ、破損、不足部分の再現などは同じなのですが最後に色つけを行います。この色の付け方が古代色仕上げと極彩色仕上げとでは全く異なります。また他にも修理ではないですが簡単な掃除もできます。ご予算に応じて修理をさせていただきます。
また仏像の修理はお寺様からのご依頼が多いのですが、もちろん在家の方からのご依頼も承っております。写真がないのですが、以前、鋳物の仏像の修復も致しました。その時は最後金色で仕上げたのですが、見事にきれいな仕上がりでした。割れなどの修復、本来あるべき物がなくなった物の復元もできます。何なりとお問い合わせください。
それでは、まずは修復前後の写真をご覧ください。
修理前
修理後
このように仕上がりました。いかがでしょうか?大変身です。
背中に光背というものがなかったのですが、復元しました。仏像はあまり見慣れないかもしれませんが韋駄天(いだてん)像です。
韋駄天とは
バラモン教の神で仏教に取り入れられ、仏法の守護神になったもので、仏舎利を盗んで逃げた捷疾鬼(しょうしつき)を追いかけて取り戻したことから、足の速い神とされています。そのことから足の速い人のことを(韋駄天走り)というようになったそうです。
仏像をはじめ、仏具(掛け軸)・仏壇・お墓に至るまで修理関係は何でも承っております。何なりと申し付けください。
生かさせていただいていることに感謝です。
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