馬鳴（めみょう）菩薩様　修復させていただきました。

2017年9月22日

テーマ：仏像修理について

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。

この度岡山市東区にあります鶯梅院様よりご依頼いただき馬鳴菩薩様の修復をさせて頂きました。

馬鳴菩薩様、私は大変不勉強で初めて拝見させていただく仏様でした。馬鳴と書きまして、めみょうと読みます。

今回は古式仕上げと言いまして時代背景を残した修復を行いました。下の写真が修理前の写真になります。手が破損したり無くなっている箇所もありました。また台座は破損が激しくバラバラの状態で全体的に色も褪せているといった状態でした。

またお寺様からのご依頼で出来るだけ現在の状態を保ったままで修復を依頼されました。

こちらが修復後の写真です。

台座はほぼ新品にいたしましたが馬鳴菩薩様は多少の彩色は致しましたがほぼ現状の状態を保った修復を致しました。また破損個所の修復、あるべき物の復元を致しました。

少しお時間もかかってしまいお寺様には大変申し訳なかったのですが、お届けさせていただき大変喜んでいただくことが出来ました。また職人様にも大変感謝です。