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一木康広

中学・高校・大学受験合格へと導く自立型個別指導のプロ

一木康広(いちきやすひろ) / 塾講師

株式会社北斗塾

コラム

塾長の考え(親子関係)9

2023年5月31日

テーマ:塾長の考え

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

親子の会話
わが子を理解することが9割。

残り1割が、

お母さん(お父さん)としての意見。



それでも意見が「説教」になるのならば、

いらない。



親子関係修復の第1手目は「傾聴」。

なぜ傾聴するのか?

それは「現在のわが子」を理解するためだ。



わが子の心情を理解しないまま「説教」する。

これでは関係悪化の一途をたどることが確定。

何のために会話(対話)をするのか?

それは関係性を良くするため、

それ以外に理由はない。



小学生の時ならば、

子育ての最大のテーマは「しつけ」。

これが上手くできるためには、

母親と父親の連携プレーが大事。

つまり夫婦関係が土台にあってこその、

親子関係の構築なのである。



もし母子家庭や父子家庭ならば、

親子関係の構築の難易度は上がるが、

子どもに家事手伝いに積極的に参加してもらい、

「協力する」という行為を増やせばよい。



協力する場面が多ければ多いほど、

コミュニケーションは円滑になるからだ。



ところで「傾聴」が第1段階であり、

ここは丁寧に進めるところだが、

わが子への理解が十分にできれば、

その次は、共感することが大事。



なぜ「共感」する必要があるのか?



それは信頼関係を築くまたは強固にするためだ。

信頼関係が壊れている状態で、

わが子が本音を安心して話せるはずがない。

まず無理。

親とわが子、旦那と奥さん、

こうなったとたんにすぐに雑になる。

1つ屋根の下に家族一同が住んでいても、

信頼関係の維持には継続的な細心の注意が、

常に必要。



これが家族関係ではない人間関係になると、

「親しき仲にも礼儀あり」

という先人が残した大切な言葉が存在する。

こういう言葉は知っているだけでは意味がない。

活用しないのならば知らないのと同じこと。

教養は人間関係のときにこそ力を発揮する。



ちなみに共感する「フリ」は、

最悪の結果をもたらすことになりかねない。

ここが注意点。

徹底的に共感するためには、

その前段階の傾聴のレベルが高くないとダメ。



①傾聴 ⇛ ②共感



この黄金の連携こそが、

人間関係(コミュニケーション)の土台。

何度も言うが、

この連携のときに親から子どもへの「説教」は、

絶対にあってはならない。



「む、難しい…ですね」



こう感じる場合はハッキリ言うが、

「思いやり」がない。

たとえ気心が知れている(はず)の親子間でも、

常に「思いやり」という感情が必要。

ここも注意点であり、

気を抜いてすぐに雑になりやすい。



もうわが子は小学生ではないのだ!

このことを常に強く認識しないといけない。

親と子は立場上は密接な関係ではあるが、

お互いが「別人格」だと理解しないといけない。

これがわからないといつまでたっても、

良好な「親離れ」「子離れ」ができない。

最悪のケースは、

わが子の大学進学と同時に、

「断絶に近い関係」へと、

進行する可能性すらあるのだ。



こんなことは…あってはならない。



(続く)

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