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堀克昌

インプラント・歯列矯正のプロ

堀克昌(ほりかつよし) / 歯科医

堀歯科医院

コラム

これ以上歯を失わないために

2011年3月8日

コラムカテゴリ:医療・病院


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こんにちは
仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
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多くの矯正歯科専門医は、咬合調整を行ないません。


専門医であるがゆえに、歯の位置を変化させることだけが仕事になってしまっているのかもしれません。

ということは、患者さまが歯科医院で歯列矯正を行ない、一つ一つの歯が理想的な位置に配置されたとしても、実はそれだけでは咬み合わせが理想的な状態となることはないことも多いということになります。

(このことは特に成人矯正で当てはまります。)

これはすなわち、歯列矯正治療を受けただけでは、その良い状態が維持されることはないということになります。


これはなぜなのでしょう。

それぞれの歯は歯列矯正を行う以前の位置で受けた咬耗が存在するために、咬むことはありません。

またそれだけではなく、歯列矯正以前の位置で受けた咬み合わせで咬耗するべきところが全く咬耗していないわけですから、うまく咬むには歯が過剰に盛り上がっているということになります。

すなわち、ここについてもうまく咬むことはないということになります。

ということは、咬んで欲しいところが咬み合わせが低いために咬むことがなく、咬むべきでないところが異常に盛り上がることでぶつかっているという状態であるということになります。

(歯列不正という問題を抱えている方が歯列矯正をしただけでは、安定した咬み合わせを獲得することはどう考えてもあり得ないのです。)



歯牙を理想的な位置に配置し、咬まない部分は咬むように咬み合わせを高くする必要がありますし、過剰に高さにある部分は当然ことながら、咬み合わせの調整が必要となります。


私、堀克昌が考えるに、ミリ単位の誤差は歯列矯正で、それ以上のミクロの誤差は咬合調整で行なうことが患者さまにとってベストであると確信しております。


歯列矯正では、上下の歯牙の咬み合わせをより緊密行なうことを目標とするために、ゴムの弾性力で上下的な歯牙の位置を近づけること行なっています。


ただ、頬側をゴムの力で引っ張って、ただゴムの力で上下的に歯牙の位置を近づけようとした場合、歯は内方へと傾斜する力を受けるので、歯牙がしっかりと咬むことなく、頬側の部分だけが接触する咬み合わせとなります。


(すなわち舌側の歯牙は咬むことはないということになります。)


しっかりと咬む状態を目標とするのであれば、歯を理想的な位置に配置するとともに、咬み合わせを安定させるために、咬み合わせを安定させる治療が必要となります。

またそこに歯の欠損があるのであれば、周囲の歯の犠牲を必要としないインプラント治療が必要となります。

少なくとも、私が堀歯科医院に来院される患者さまのお口を拝見する度に思うことは、インプラント治療が現在必要とされる患者さまは、10代や20代に歯列矯正治療を受けるべきであったと思われる方ばかりです。

将来歯を失い、インプラント治療を受けることにならないようにするためには、2つのことが重要となります。

一つは可能な限り若いころに歯列矯正治療を受けること。

二つ目は定期的な咬み合わせ治療を受けることが、歯を残すためにはとても重要なのです。






堀歯科医院には、宮城・仙台からインプラントや矯正治療を希望される患者さまが多数来院されています。
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