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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

円が売られる根本的な問題は?

2024年4月7日 公開 / 2024年4月8日更新

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険


この記事は4月5日の日経新聞の記事です。財務省の試算で金利1%上昇なら防衛費を上回る利払い費になることがでていますね。金利1.9%(10年債)で9.6兆円とでています。現在(4月5日)の10年債は、0.772%ですから、今すぐと言う訳ではありませんが、金利が上がるということは、預貯金の利子は増えますが、日本国の将来には、不安を感じますね。

財政破綻

この記事は見にくく申し訳ありませんが、2021年5月3日に日経新聞で掲載された中部圏社会経済研究所研究部長の論文です。当時より株価も上がり、税収も増えていますが、国の借金も増えていますね。

2024年3月31日、日本銀行の保有国債585兆円6200億円と言われています。
保有状況がそのままなら、含み損は4月5日の時点で10兆7700億円です。

・金利が上がることは、保有国債の単価下がること
・金利が上がることは、新たに発行する債券の利率も高くなること
(日本銀行が払う利息が多くなること)
・保有国債は、10年固定金利の債券が多く、平均で0.2%(日本総研調べ)だそうですね。
・何度も書きますが、付利金利にも利息を払うことになり、1.2%
上げれば、逆ザヤが1%になること。

だから、目先の変動はあると思いますが、ドル資産にシフトして分散投資して、自分の資産を守る必要あると思うのです。152円でも155円でもドル資産に分散投資をお勧めしますね。金利差以外に通貨の信用に、やはり、問題がでてくる懸念ありますね。

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