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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

初心者向け証券勉強(投資信託2:単位型、追加型、パッシブ運用、アクティブ運用)

2023年12月19日

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

・・・・型運用、・・・投資信託、クローズド期間、投資信託を始めて購入しようと考えている方は、「何種類あるんだ、言葉の意味が分からん」と言われます。確かにそうですよね。でも、大きく分けて4つに分けられると思います。
1.単位型(スポット型)と追加型(オープン型)は、購入できる期間(買える期間)の違いですね。単位型は、募集期間が決まっており、それを過ぎると購入はできません。これに対して、追加型は、いつでも購入ができる(その時の時価で)投資信託の事を言います。クローズド期間というのは、売却できない期間を言います。たとえば、A投資信託の募集が始まりました。追加型投信ですが、クローズド期間は、設定から半年です。これは、A投資信託を募集しているので、募集期間内で購入される方は、基準価格10000円で買えます。募集期間が終われば、追加型なので、時価で買うことができます。クローズド期間、設定から半年というのは、半年の間は、基準価格が15000円になっても売却はできませんという事なのです。
2.パッシブ運用とアクティブ運用は、運用方針の違いですね。
パッシブ運用(インデックス運用)は、ベンチマークに連動するような運用を目指して設定されます。たとえば、B投資信託は、基準価格1000円です。日経平均株価をベンチマークにするパッシブ運用です。日経平均株価が、30000円から33000円に+10%上がったとします。B投資信託の基準価格は+10%で1100円になりように設定されています。
ここで、気をつけないといけない事があります。投資信託は、保有しているときに係る費用があります。運用管理費用(信託報酬)、監査報酬、売買委託手数料(運用の結果発生する費用)などです。保有資産から間接的に支払われているのです。信託報酬が高い投資信託は、信託報酬が低い投資信託より、ベンチマークが同じでも、一般的には、低い運用成績になりますね。新NISAに採用されている投信信託は、信託報酬も一定水準以下に決められています。長期投資であれば、あるほど、信託報酬は、注意する必要あると思います。
3.公社債投資信託と株式投資信託ですね。これは、運用対象の商品の違いですね。公社債投資信託は、株式を一切組み入れず、国債や社債などの債券を中心に運用する投資信託です。株式投資信託は、株式を組み入れて運用することができる投資信託です。実際には、株式を組み入れずに運用している投資信託もありますね。
4.日本や北米、全世界、グローバルなど運用対象地域の違いですね。
他にも、運用商品の違いや、通貨の違いなどをありますね。投資信託の本数は、数千本でていると思います。購入する際には、単位型か追加型か。パッシブ運用かアクティブ運用か、パッシブ運用ならベンチマークはなにか、対象地域はどこか、など、信託報酬や手数料も踏まえて、考える必要あると思います。
次は、最強の買い方、「ドルコスト平均法』について説明します。

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