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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

初心者向け証券勉強(株式6:株主優待)

2023年12月11日

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

株式投資の一番目は譲渡益(キャピタルゲイン)、二番目は配当金(インカムゲイン)、三番目の魅力が株主優待です。株主優待制度をとり入れている企業も、とり入れてない企業もあります。とり入れてる企業の場合、会社の製品やサービスなどの優待を受けられる場合もありますね。先日我が家に届いた株主優待品を紹介します。100株の優待です。
銘柄コード  株数  12月8日株価     内容
7885      100   856        1000円相当
                      蜂蜜ラスクセット
      
        1000            3000円~5000円相当
                      ワイン・リンゴ等   
この会社は、中間決算が9月末でした。9月のカレンダーの戻ります。
26日(火)・27日(水)・28日(木)・29日(金)・30日(土)になっていました。株主優待を取るためには、決算日を入れて三日前に買わないと間に合いません。30日(土)は除いて、9月末は、9月29日(金)になります。三日前は、9月27日(水)までに7885銘柄を買って保有していれば、株主優待品が12月初旬に届くのです。極端な例ですが、9月27日に買って、9月28日に売却しても、株主優待品は届きます。この会社の場合は中間配当は実施していません。3月の本決算の配当予想は1株20円です、配当利回り(12月8日時点)20/856=2.34%になります。このまま保有していれば、配当金が3月末確定して6月に支払われるという事になります。
この会社の場合、保有している株数(9月27日時点)でも優待品の中身が変わります。9月27日を権利付き最終日といいますが、9月27日終値は900円でした。9月27日の終値で仮に買った人がいた場合、100株の人は、約90000円、1000株の人は約900000円必要になりますね。100株の人と1000株の人では、この7885の会社の場合は優待品の中身を分けていますね。会社によっては、保有株数で優待品の中身を分けていない会社もあります。又、保有期間が、6ヶ月以上、1年以上保有の株主様に優待品を送るという会社もあります。又、まれにですが、月末ではなくて、10日とか、15日とかに決算日を設けている会社もあります。購入した会社に株主優待制度があったという場合も多いでしょうが、株主優待制度から欲しい商品を選び、逆に、購入する銘柄を選ぶという方法もありますよね。私なども後者ですね。
12月でいえば、権利付き最終日は、12月27日になります。調べるとアイスクリームの会社やファミレスの会社など優待制度のある会社もあります。優待品が届くと「幸せな気分になりますね」。株主優待情報は、ネットでも調べることできますし、たくさん本もでていますから、条件(何株から、いつ、継続保有など)を確認してからですが、ほしい優待品から株式投資というのも株式投資の魅力の一つだと思います。次は、信用取引と信用倍率の見方を説明します。
 

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