知財(特許)をマーケティング/新規事業創出に利用する その5 新規事業を生み出す特許検索
講演会でよくお話する内容です。
自社における環境変化、既存事業の衰退、その中で新規事業をどうするかというお話です。
質問です。
私の実家は、小さな町で本屋さんをやっています。しかしながら、最近は本が売れなくなりました。お客さんが来なくなり、だんだんと売上が落ちていってます。アマゾンなどのネットでの通販や電子書籍による影響だと思っています。今後、私の実家はどうなるのでしょうか、不安です。両親は本屋さんをどうしたらいいのでしょうか?
実家の強みは何でしょうか?
地元密着、土地、本屋の仕入れルート、交通の便がいい、ネットに強い などあるかもしれません。
新規事業を考える際には、
・強みをしっかりと棚卸しする
・その上で社会潮流を読んで、伸びる市場に参入
が基本となる考え方です。
実際に町の本屋さんは苦しい状況になっています。
自社の状況においても、既存事業の伸びが期待できない場合、どう考えるかということと同様かと思います。強みと伸びる市場を掛け合わせて、新規事業を考えるとある程度方向性が見えてきます。