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コラム
顧客が喜ぶもの売れるものを売る・・あまりに当たり前のこと―市場(顧客)を基点に、マーケティングの2面性を考えてみるーⅠ
2019年7月29日
[マーケティング的に理屈にかなった手を打つ]
地方で会計事務所を経営していて、よく聞くのは
「業績が上がらない。どうにかしなければならないのだが、打ち手が見つからない。何をどうすればいいのかわからない。」
といった、一向に業績が上向かないお客さんの声です。
そういった声が多いものの、本当になんの打ち手もないのでしょうか。
いくら考えても何のアイディアも出てこないものでしょうか。
ただ嘆いているのではなく、もう一度冷静に戦略的にかつロジカルに考えて、なにかやることはないのか、自らの事業を分析し検討し直してみてはどうかと、関与している身としては強く思います。
さて、そんな風に考えたときに、改めて「マーケティング」という言葉が頭に浮かびます。
「マーケティングとは、こちらの提供する商品やサービスをいかに市場(顧客)のニーズに適合させていくかを追求する方法論である。」
これが昔から変わらない私のマーケティングに対する基本的な定義です。
つまり、市場(顧客)に合わないものをいくら提供していても買ってもらえず、商売が儲かることはないからです。
商売を上向かせるには、マーケティング的に理屈にかなった手を打っていくことが極めて有効なのです。
顧客が喜ぶものを売っていく、売れるものを売っていく、あまりに当たり前のことであって、今さら申し上げるほどのことでもないように思えます。
ところが、現代社会においてはこれが結構難しい話になってきました。
というのは、先述の「市場(顧客)のニーズ」という奴が、実に流動的で変化が激しく、その上かなり細分化されてきているからです。
つづく
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