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コラム
変革に対する意識が希薄な経営者がたどるプロセス―マーケティングの不在は恐ろしいことに・・―Ⅱ
2019年2月25日
経営者の変わろうとする意識が希薄であれば、いったいどういうことになるのか。
中小企業を支援するという立場から言えば、基本的な構造は次のようになります。
・昭和に創業した経営者は強烈な成功体験を持っている。
・平成、或いは21世紀に入ってビジネスの価値観が相当変わったにもかかわらず成功体験当時の意識を 変えられないでいる。
・あれほどうまくいった商売が頭打ちどころか下降の一途をたどっている。
・21世紀に入り、いよいよ世代交代の時期に入った。
・後継者は基本的に先代の教えを学んでいるために、必要とされる現代のビジネス観に合わせられないで いる。
・にもかかわらず、後継者は学ぶべき対象を発見できずにいる。積極的に学ぼうという意識にも欠けてい る。
・時に新しいチャレンジを行なおうとしても、昔に比べて経営環境が厳しい(人口減、購買力の低下等)上 に、先代の理解を得られず挫折することが多い。
・後継者は意欲を失い、惰性で商売を続けるのみとなる。
・資金繰りの悪化、その他様々なマイナス要因により廃業を迎える。
変革に対する意識が希薄な場合、上記のようなプロセスを経て、やがて破綻へと向かうことになるのです。
悪い方の典型的な例を上げましたが、まあ、よくあるケースをたどれば上記のような流れになるでしょうか。
これらの項目について、詳しく考察していきたいと思います。
学習意欲も萎えるのでしょうか。
つづく
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