「シャッター押してもらえますか？」と言われる人

FREEplus（フリープラス）です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。

私たちは普段から、無意識に人を選んで話しかけています。

旅行先で写真を撮ってもらいたい時、お願いする人を想像してみてください。
「あの人は親切そうだから、頼んでみよう」
「この人は怖そうだから、やめておこう」というように、
その人から醸し出される雰囲気を感じ取って選んでいるはずです。

それでは「声をかけやすい人」「声をかけにくい人」の違いはなんでしょう。

まず「声をかけやすい人」に共通する特徴のひとつは、顔を上げていること。
視線が外に向いているので、人の動きをキャッチして目が合いやすいのです。

反対に「声をかけにくい人」は、大抵うつむき加減で背中が丸まっています。
スマホをいじっている人は、他人を拒絶するような “話しかけないでオーラ” を発しているように感じます。
顔を上げているかどうかだけでも、“親しみやすさ” の印象は大きく変わるのです。

加えて「声をかけたくない人（声をかけにくい人）」は、
「なにか運動してます？」→「いいえ、特になにも…」
「旅行は楽しかった？」→「はい」
「仕事はうまくいってる？」→「まあなんとか」
という具合に、問いかけへの答えがひと言で終わってしまうので、会話が続きません。
いつもこちらから話題を提供しなければいけないので、「話すのが面倒な人」と思われてしまうのです。

対して「声をかけたい人（声をかけやすい人）」は、
「なにか運動してます？」と聞かれたら、「いいえ」のあとに
「犬の散歩はするんですが…」
「ジムに通おうと思ってはいるんですが…」
など、ひと言加えて話しています。
そうすることで自然と話が膨らんでいくので、「話すのが楽しい人」と思われるのです。

「声をかけやすい人」にはなりたいけど、恥ずかしがり屋で口下手なので難しそう…
と思うのなら、気持ちいい相槌を意識するのはどうでしょう。

会話上手は、驚くのも上手なものです。
「え？」「おおっ」「それはすごい」と合いの手を入れてくれるので、聞くほうも話すほうも盛り上がります。
「へぇー」「そうなんだー」といった薄いリアクションではなく、素直な感情のリアクションがあると、相手も話しやすいものです。
声のトーンやジェスチャーも、少しオーバーなくらいで大丈夫！

人付き合いの基本は、どんな人にも興味をもって、相手の顔を見て会話すること。
口下手であっても、少しずつ話そうとしていれば、その気持ちはおのずと伝わるはずです。
「声をかけやすい人」になるのは、そんなに特別なことではないのです。

「会社で若い社員から話しかけられない。いつでも話しかけていいよ、というオーラは出しているのに…」
という愚痴を聞いたことがあります。
確かにそれはちょっと寂しいかも…と思ったので、もし参考になれば幸いです。