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ラウンド時の熱中症対策

2016年7月15日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:熱中症対策

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 熱中症 対処熱中症 予防

先日のラウンドレッスンで、あわや熱中症になりかけました。
その日は気温が高く、特に湿度も高かったので、汗が蒸発しにくい気象条件でした。
私はこの商売をやっていることもあり、熱中症対策には詳しいですし準備も怠りません。
しかし、この日は本当に危ないと感じるところまで行ってしまいました。

水分は麦茶を1,3リットル(650mlを2本)、スポーツドリンクを1リットル(500mlを2本)と塩の粒を持参していました。
しかし、いつもの夏なら持っていくコールドスプレー(冷却スプレー)を忘れたのです。



午後のハーフをスタートして3ホール目くらいで『なんだか集中力に欠けるな?』と感じた矢先、ティーショットを右にすっ飛ばしてOB!
『あれ?やっぱりおかしいぞ!?』と思い、体の調子を調べてみました。
汗の出方やシャツの濡れ方(乾き方)や、鉄柱におでこをくっつけてみて、どう冷たく(熱く)感じるか?などで測ってみたところ、どうやら体温が下がっていないと思われました。
いつもならしょっちゅう首筋・脇の下・鼠蹊部にコールドスプレーを吹きかけて外部から体温を下げるのですが、その日は持っていませんでした。
仕方なく塩をなめながら、水分を余分に取るようにして茶店までしのぎましたが、その間の3ホールでさらにもう一発OBを叩いてしまいました。
集中しよう!と思ってもできないのが熱中症(あるいは前段階でも)なのです。
茶店でビニール袋に氷を入れてもらい、首筋・脇の下・鼠蹊部を冷やしたおかげで大事には至りませんでしたが、もしあのままいっていたら最終ホールまで廻れたかどうかわかりませんし、もしラウンドは終了できたとしても帰りの車でかなりまずい事態に陥っていた可能性が高かったです。

どうか皆さん、ラウンド時には『充分な水分』、『スポーツドリンクでは足りない塩分』に加えて、外部から体を冷やす何か?を忘れないでください。
コールドスプレーもいいですし、濡らすと冷える保冷タオルなどもよいでしょう。
水分補給はもちろん最重要ですが、『汗が蒸発しない=体温が下げられない』状況も想定してください。
その場合、外部から冷やす以外熱中症を防ぐすべはないのですから。
そして何より『前夜の十分な睡眠』と『しっかり朝食を摂る』ことも忘れないでください。
私が熱中症をやりかけた一因には、『前週までの疲れ』があったと思います。
なかなか万全の体調でラウンドに臨むのは難しいでしょうが、自分の命を守るために是非これらの注意事項を可能な限り励行してくださいね。
皆さんが安全に、楽しくラウンドされることを祈っております。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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