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田中智行

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コラム

アトピー的な痒みが辛い 〜痒みを東洋医学的に考えるの巻〜

2024年2月28日

テーマ:症状

コラムカテゴリ:医療・病院

こんにちは
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
漢方薬剤師 田中智行でございます

今日はアトピーの話

痒みは我慢できない

夜中気づかないうちに掻いてしまって・・・

ほうほう
そうなんですね

アトピー的な皮膚症状
結構辛い症状です

痒みもそうですが
皮膚の状態もイマイチになるから2重の苦しみ

大人も子供もなりますが
治りにくいのは大人のアトピー

子供はまあまあ治りやすいです

そんなアトピー的な症状
東洋医学的にみてみましょう

東洋医学的に考える

痒みが起こる場合
基本的にはカラダの中に熱が生まれている

痒い時に冷たいタオルとか当てると少し治るでしょ
それは熱を冷ましているから痒みが治る

だからね
第一段階として痒みを抑えるために熱を冷ます

それが始まりで
かなりの不快感は無くなるはずです

そこからきちんとかゆみの原因を把握して
アトピーを治す治療に入っていきます

カラダの基本3要素『気血水』
この気血水がどんな感じになっているのかを把握します

痒いところに水泡ができていたり
掻いた後液が出るような時は『水』が原因

皮膚表面の裏に水が溜まっていますので
その水を流して排泄させる

そうすることで痒みは治っていきます

皮膚が乾燥してガサつく
掻いた後血が出るようなときは『血』が原因

血が不足したり汚れたりして
皮膚に栄養が行き渡っていませんので

血液がスムーズにきれいに流れるように持っていく

そうすることで痒みは治っていきます

あとはストレスがかかってくると
症状が悪化する方が多いので

肝の負担をとったり脾胃の負担をとったりします

ちなみにストレスって
精神的な問題ばかりクローズアップされますが
実際カラダの問題も大きい

夜眠らなかったり
夜ドカ食いしたり
ジャンクなものを食べたり

こんなんもカラダにとってはストレスですので
カラダが無理をする生活はなるべく減らしていきましょうね

ちなみに痒くなる季節も関係があって
秋に痒くなるようでしたら『水』や『肺』が原因のことが多く
春に痒くなるようでしたら『血』や『肝』が原因のことが多い

東洋医学的に考えると
西洋医学的とは違う答えが見つかることも多い

気になる方は
東洋医学的に原因を見つけていきましょうね

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